今日は、敦賀美方消防組合議会がありました。
消防組合の議会の会期は一日で、たいがい、1時間前後で終わります。
今日は、平成22年度の補正予算と、平成23年度の当初予算を全会一致で採択し、その後、三人が一般質問しました。
私からは、東日本大震災の惨状をうけ、「敦賀美方消防組合と若狭消防組合を合併して嶺南で一つの消防組合にするという消防の広域化(合併)については反対。広域化は、強制ではない。敦賀・美浜、おおい・高浜と、それぞれ原発を抱えるため、原子力災害が起きれば大変であり、広域化しない事を選択すべき」「敦賀美方の消防力は、消防車など機械は100%目標を達成しているが、人員については61.8%(全国平均76%)、防火水槽などの水利についても70%(全国平均80%)でしかない。住民の命、安全を守るためには100%を目指すべきであり、せめて、全国平均まで計画を立てて実現すべき」と求めました。
議会終了後、消防署の方とお話をしました。
今回の東日本大震災では、3月12日から23日まで、陸前高田市へ4陣、総勢42名が救助、救援活動に出動したとのこと。
福井県隊として約10日間で、28名を救急搬送し、57名の遺体を発見したそうです。
昨年の12月の消防議会で、私は「原子力災害時には、消防職員や消防団員は出動しなくてはならない。そのため、消防の職員や団員のヨウ素剤を、消防署で配備すべき」と議会で求めました。
そして、今年の2月にはさっそく「配備しました」とのお話をお聞きしていたのですが、今回、陸前高田へ出動するときには、前もって敦賀美方消防署に配備していたヨウ素剤を持って出動したそうです。
ヨウ素剤を飲む事態には至らなかったようですが、ちゃんと準備できていて良かった〜

と思いました。