最近、赤旗の日刊紙が面白いです
九電の『やらせメール』や、玄海町の町長の弟さんが社長をつとめる建設会社が九電から約54億円もの工事を受注していたなど、これらのスクープを次々とモノにしたのは、いわゆる大手メディアと呼ばれる新聞社やテレビ局でもなく、日本共産党の機関紙『赤旗』だった!…と言うことで、話題になっています。
ちなみに、その昔、日本原電の放射能漏れ事故をスクープしたのも赤旗。
ちなみに、その時の記者は、衆議院候補の金元ゆきえさん。
先の県議選に立候補した金元ゆうさんのお母さんです。
赤旗は、企業から広告をもらわないで自主自立?でがんばって発行しているのでタブーがありません。
だから、他紙では書けないような記事をどんどん報道しています。
トヨタが違法な偽装請負をしたとか、派遣切りしたとか…会社名をどうどうと書いて公表してました。
最近は、原発とアメリカの関係や電力会社の利益共同体とか…広告をもらっていては書けないような記事が満載です。
ちなみに、8月1日付けの赤旗によると…東電の主な大株主は…
第一生命 55001000株
日本生命 52800000株
東京都 42676000株
三菱住友銀行 35927000株
みずほコーポレート銀行 23791000株
そして北陸電力の主な大株主は…
富山県 11270000株
北陸銀行 10476000株
日本生命 7426000株
北國銀行 6000000株
みずほコーポレート銀行 2868000株
富山第一銀行 2590000株
金沢市 2094000株
関西電力は…
大阪市 83748000株
日本生命 42909000株
神戸市 27351000株
三井住友銀行 11128000株
三菱東京UFJ銀行 9472000株
三井三菱銀行は8000億円ちかいお金を、みずほコーポレート銀行も6000億円ちかいお金を東京電力へ融資して利益を得ています。
それだけじゃなく、大株主として投資や配当も得られる…すごいですね。
今年の電力会社の株主総会で、原発からの撤退を目指す株主案が出されても、賛成少数となるのは、原発の利益に結びついているこうしたみなさんの反対票があるから…。
一方で、原発を運営する電力会社が保有する他社の株式をみてみると…三菱重工や日本コンクリート工業など原発推進によって直接利益を得る会社が…。
その他にも生命保険会社や大手銀行など金融機関の株式も持っていて、驚きなのが、東京電力は東京放送(TBS)やテレビ朝日、松竹などの株式も持っています。
まさしく、これが原発利益共同体だ〜
と言うことで、しっかり新聞を読むために、早起きするようになった今日この頃です。