2011年10月22日

核兵器廃絶のために…

今日は、福井県の原水協主催で、敦賀の会議がありました。

NPT(核不拡散条約)再検討会議に向けて核兵器廃絶の署名700万筆を国連へ提出したのが昨年5月。

その後、開催されたNPT(核不拡散条約)再検討会議では、全会一致で「核兵器のない世界の平和と安全を達成する」ことを決め、努力義務まで明確にしました。

そして、原水協はその実現のために、今年2月から新しい署名を始めました。

求める内容は一つ。

「私たちはすべての国の政府に、すみやかに核兵器禁止条約の交渉を開始するよう求めます」

この賛同署名は、世界では、国連事務総長、ノーベル賞受賞者や受賞団体などなど…。

国内でも、吉永小百合さん、沢田研二さん、杉良太郎さん、宝田明さん、元ちとせさん、山田洋次さん、大江健三郎さん、瀬戸内寂聴さんら多くの著名人、そして全地婦連、日青協など幅広い市民団体…。

さて、この署名の賛同者を敦賀でも募り、多くの署名を集めるために、具体的に何をどうするか…などなど話し合いました。

核兵器廃絶に向けて世界が動き出し、日本中の至る所で動き出しています。

敦賀市でも大きな動きをつくり、核兵器廃絶が一日でも早く実現するよう、みんなでがんばりましょうexclamation
posted by きよこ at 22:54| 日記2010.10〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

短大特別委員会で新見市へ…

21日、敦賀市議会の敦賀短大等調査特別委員会で岡山県新見市へ…。

バスで行ったのですが…岡山駅から高速で1時間、四方を山に囲まれたところにある人口約3万4000人の市です。
20111020-2.jpg学校から見た新見市の市街地

新見市は、30年前の1980年、過疎脱却と地域振興のために、全国初の組合立(一市四町)の公立の女子短大を作りました。

当初、学科は、看護学科50人、幼児教育学科50人。

1996年に地域福祉学科(介護士の養成)50人を開設。

1999年に男女共学にし、2004年に看護学科に保健師の専攻科15人を開設。

2010年に看護学科のみ四年制の大学にし、新見公立大学看護学部60人を開設しました。
111020-1.JPG学校の正面玄関

現在、短大の学生と大学の学生(2年生まで)併せて412名の学生がいますが、地元の学生17人以外は、みなさん新見市に住んで大学に通っています(住まないと通えない?)。

看護学部の学生が4年制になる二年後には、440名を超える学生になるそうです。

学生や教員が、積極的に地域のイベント等に参加しています。

強みは、医療、福祉分野の学校だということ。

保育所や介護施設など、学生が実習等々で行くので、地域貢献で市民に喜ばれているとか。

地元負担は、国からの大学関係の交付金に上乗せして約7000万円ほど市の持ち出しがあるぐらい…。

残念ながら、他自治体から来る学生の新見市への定着率は8%とのことで、ほとんどが地元へ帰ってしまうのですが、経済波及効果や地元貢献など考えると新見市にとってはプラスの方が多いようです。

新見市の大学の事務局長さん曰く「教授の確保が問題」とのこと。

敦賀市も短大と看護専門学校を廃止し、四年制の看護大学を作る予定ですが、教授の確保の問題、自治体の負担の問題、地元就職率の問題等々…問題が山積みです。

つきつめると敦賀病院のあり方まで問われる大学問題…予算が計上される12月議会までに結論を出さなくてはならないため、あと一ヶ月、特別委委員会の調査は続きます。
posted by きよこ at 00:50| 議会、議員活動2010.10〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする