今日は、3月議会最終日。
昨晩は…反対討論つくるのに3時半までかかってしまって…朝日がまぶしい

9時から議会運営委員会、9時から全員協議会、そして10時から本会議でした。
まず、各委員会の審議報告。
そして討論通告、分離採決の申し出のない19件について全会一致で採択しました。
次に、討論通告のあった7件の議案について反対討論、賛成討論が行われました。
私が反対討論したのは、次の3件です。
第10号議案平成24年度敦賀市一般会計予算
第30号議案敦賀市市税賦課徴収条例の一部改正の件(国保税の値上げ)
第34号議案敦賀市介護保険条例の一部改正の件(介護保険料の値上げ)
党議員団の上原議員からは次の3件です。
第24号議案敦賀駅交流施設の設置及び管理に関する条例制定の件
第28合議案職員の給与に関する条例等の一部改正の件
第33号議案敦賀市下水道条例の一部改正の件
その他、日本共産党議員団が分離採決を申し出て反対した議案は11件です。
また、「公的年金の改悪に反対する意見書を求める請願」「障害者総合福祉法の制定等に関する国への意見書提出を求める陳情」「特急列車の廃止、削減反対の意見書提出を求める請願」が不採択になったことについて反対討論を行い、採択するよう求めました。
ちなみに、一般会計予算の反対討論の要旨は次の通りです。



平成24年度当初予算は、昨年3月11日の東日本大震災、その後に起きた福島第1原発の過酷事故以降、初めての当初予算。
市民の命、暮らしを守るために、防災の見直しと強化、そして、原発に依存しない地方財政、地域経済の振興など、あらたな方向性が求められているが、提出された当初予算は、市民の期待にこたえるものではない。
重点施策「災害に強い、人、地域、まちづくり」で約12億円が計上されているが、その大部分の10億8000万円は、市道西浦1、2号線整備事業。
市道西浦1、2号線はもともと県道。
市道認定し、電力会社から全額寄付をもらい工事を行うことは、まさに原発依存。
日本原電に対しハッキリとものが言えない関係となる懸念があり賛成できない。
「地震はこない」「津波はこない」という安全宣伝ではなく、文部科学省の地震調査研究推進本部が指摘するマグニチュード8.2の地震に備え、大地震、津波から住民を守る防災対策、原発の過酷事故から全市民を守る対策こそ必要だが、全市民分のヨウ素剤を敦賀市独自で重複配備する事業すら予算化されていない。
原発に依存しない財政、地域経済の振興についても、住宅リフォーム助成制度など提案してきたが、当初予算で事業化されていない。
3,4号機増設に関係する電源立地促進対策交付金相当分の計上は見送ったとはいえ、駅西の大型開発や看護大学の設立など、今後も原発増設をあてこんだ巨額な税金を投入する事業を継続。
そして、持続可能な財源確保として受益者負担の見直しを行い、国民健康保険税1億2000万円、下水道使用料4000万円、介護保険料2億1000万円、合計3億7000万円の住民負担を増やした。
今年度は住民税の年少扶養控除等の廃止で、1億7000万円増税となるため、合計5億4000万円の住民負担が増える。
更に、事業の精査で、保育園の民営化や介護用品おむつ支給の廃止、図書購入費の削減を行う。
住民負担を増やし、福祉、教育を削減することは、住民の暮らしを守り、福祉を向上させるという自治体本来の役割とは相反する。
まずは、不要不急の大型公共事業の見直し、市民目線で税金のムダづかいを見直しこそ必要。
議員自らの問題として海外視察は廃止すべき。
副市長の退職手当約1277万円は、退職するわけではないのに四年ごとに出される。市民の理解はえられない。見直し廃止すべき。
みなとオアシス賑わい創出事業1350万円も、クルーズ客船で旅行へ行く乗客に対して補助金を出すことについても見直すべき。
後期高齢者医療制度は、高齢者への差別医療につながるとして制度そのものに反対だが、福井県から高齢者医療制度広域連合に派遣されている県職員の人件費1047万円は県が負担すべき。
その他、憲法9条を守る立場から国民保護計画関連費、自衛隊募集事務費などについてもアメリカの戦争に協力し住民を戦争に総動員するためのものであり賛成できない。
行政改革推進費についても、これまで行政改革として正規職員が大量に減らされ、保育園では、正規職員の保育士の割合が59.6%となり、非正規の保育士がクラス担任を担っている保育園も出てきている。
改革というのなら、市民福祉向上のための改革を行うべき。
更に、人事院勧告で中堅層の職員給与が平均月3万円削減されるが、職員の給与の削減は働く意欲の低下に繋がり、地域経済の悪循環にもつながる。
以上の理由から、第10号議案 平成24年度敦賀市一般会計予算に反対であり、これらに関係する予算、第12号議案から第22号議案についても反対。