2012年09月02日

飯館村からの報告

9月1、2日、福島で原発問題住民運動全国センターの交流集会が開催されました。

福井県からは、「原発問題住民運動福井県連絡会」の代表委員の奥出春行さんと山本富士夫先生、山川知一郎さん、「原発住民運動福井・嶺南センター」の山本まさひこと私が参加しました。

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早朝敦賀を出発し、約5時間後、福島へ到着しました。

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福島駅前は約0.4マイクロシーベルト、植え込みは…約1.4マイクロシーベルトでした。

敦賀原発周辺が0.1ぐらいで、街中が0.07ぐらいなので、敦賀市街の約20倍。

初日の1日は、現地見学ということで、バスで飯舘村へ…。

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初めて訪れた飯舘村は、自然いっぱいで長閑な所…。でも、人は住んでいません。

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住民がおらず、作っても出荷できないため荒れ果てた田畑。

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白い防護服を着て、除染が行われていました。

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ちなみに、除染は、原発の利益共同体の一員である大手ゼネコンが受注しているとか…。

20120901-4.jpg 飯館村役場。
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4台ものバスで見学会に来た参加者のみなさんに、飯舘村村議会議員が説明。

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飯舘村役場前は…1.36マイクロシーベルト。敦賀の…約20倍。

さて、役場の裏には、除染で出た汚染物質を一時保管していました。
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ちなみに、持ち込まれた汚泥は最高で約20マイクロシーベルト。敦賀市街の300倍です。

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村立の本屋さん。

窓には、「長期休業中。きっといつか再オープンするぞ!!」と書かれています。

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荒れ果てた「いいたてミートプラザ」は、事故までは大にぎわいの場でした。

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駅に帰ってくると0.436マイクロシーベルト。

人がいそうなのにいない村の中。

荒れ果てた田畑、商店、誰も住んでいない家々…。

不思議で悲しい光景でした。
posted by きよこ at 23:59| 原発関連2010.10〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする