開会式典では、きょうされん理事長や、実行委員長の福田福井大学学長、県の障害福祉課長、東村福井市長のあいさつなどにつづいて、地元の利用者の代表として山内敬一郎さんがあいさつ。
会場のフェニックスプラザに障害者用トイレ、スロープなどを実現した経緯にもふれながら歓迎のあいさつを述べ、大きな拍手につつまれました。
宮城の被災施設からの報告、基調報告、作曲家の池辺晋一郎さんの記念講演と合唱など、すばらしい式典でした。
式典がおわると、分科会に分かれて研修です。
私(佐藤県議)が参加した分科会では、きょうされん常務理事の藤井克徳氏が講演。
地震津波被災の女川町では、健常者の死亡は20人に1人、障害者は6人に1人が死亡した。復興にあたっては、障害者問題をすえてほしい、とまず話されました。
政策水準をとらえるうえで、障害のない市民の生活水準と比較すること。低収入+親まるがかえで形の上で地域生活が維持されているのが現実。
また、障害者基本法の成果として、手話が言語にふくまれたこと、障害者政策委員会がつくられたこと、などをあげました。
しかし、「可能な限り」という文言が6箇所もあり、「財政の都合がつけば」となりかねない、と指摘しました。
ならなかった障害者総合福祉法、成立した総合支援法についても、具体的な問題点を指摘しました。
最後に、当面の政策課題として、「家族依存からの脱却。公的責任のがれ扶養義務制度」「障害者にかける予算の配分は先進国で最低」などをあげました。
この後、金沢大学の井上教授の話と、藤井氏との討論がおこなわれました。
いま、生活保護議論のなかで扶養義務強化がいわれているが、1950年に生活保護法ができて以来、最大の危機だ。人権としての生活保護は憲法からきており、これを壊すのは憲法違反。ここが破られると、社会保障制度の穴がますますおおきくなる。扶養義務の問題が社会保障制度をダメにしている最大の問題だ、などのやりとりがかわされました。
2012年09月30日
きょうされん第35回全国大会inふくい(その2)
私は行けなかったのですが、福井の佐藤まさお党県議が参加されたとのこと。
以下、引用させていただきます。