2012年10月18日
新幹線を考える討論集会
17日は、「北陸新幹線敦賀延伸を考える県民討論集会」が越前市で開催され、今大地議員といっしょに参加しました。
討論集会には70名の参加があり、会場いっぱいになりました。
まず、考える会から代表世話人の松原さんが、「現在、関西、中京への特急利用は1日19,000人おり、北陸本線の黒字の元になっている。これをフリーゲージに置き換える新幹線計画には疑問だ。工事の財政負担など見通しも不明確」など問題点、課題を指摘しました。
次に、事務局の橋川さんから、「敦賀延伸後の新幹線と現行の北陸本線特急の所要時間・利用料金の比較」を報告し、県民の利便性向上にかならずしもならない問題を指摘しました。
その後、福井県の新幹線推進課の成瀬参事が報告しました。
成瀬参事は、北陸新幹線整備計画の意義、整備効果、並行在来線の各地の3セクの状況、工事計画などについて説明しました。
3セクの経営改善について、「平成23年度からの貨物調整金制度の拡充にともない各地で改善されているし、輸送密度が高く、多くの貨物の走る北陸本線は健全経営が期待できる」と強調しました。
その後、参加者から「全国では3セクで運賃値上げになっている」「機構の説明が一方的で、県が説明責任を果たすべき」「敦賀の中池見湿地の下にトンネル計画。10年ぐらい前の環境アセスしかない。もう一度やるべき」など意見、質問が相次ぎました。
会場の都合で9時には終わらなければならないということで、討論の途中で終わり残念でした。
ぜひとも敦賀でも会を立ち上げ、討論集会を開催し運動していこうと今大地さんとこれからについて話をしながら帰りました。