12日、日本共産党3区後援会主催で、岡山県の真庭市へ、「再生可能エネルギーの街、真庭市バイオマスタウンを観るバス旅行」に行ってきました。
真庭市は、岡山県の山奥、鳥取県との県境にあります。
7年前に9町村が合併してできた市で、人口約5万人、面積は828キロ平方メートル(敦賀の約3倍)。
真庭市の約8割が森林です。
「バイオマスタウン構想」は、高速道路ができたことで、産業の衰退化が危惧され、1993年に地元の若手経営者や医師など各方面のリーダー達が中心となって「21世紀の真庭塾」をたちあげ、「町並み景観保全」など、未来の真庭について様々な取り組みを行ってきたことがことの始まりだそうです。
そして、2004年の台風で多くの森林で山が崩れ、被害を出したことをきっかけに、森林の保全とともに森林を生かした「まちづくり」に乗り出したとか…。
真庭で年間約7万8千トン出る製材屑や廃材を資源として有効利用できるよう、林業、木材産業のまわりに行政、農業等の産業連携をつくり、2006年には国から「バイオマスタウン」として認定を受けました。
詳しくは、
「バイオマスタウン真庭」、
「バイオマスツアー真庭」をご覧下さい。
「木の駅」(真庭木材事業協同組合)にて…。
市役所職員と環境連盟の方より説明。
市役所の職員の方から「バイオマスタウン構想」の説明をうけました。
カーボンオフセットの取り組みについても説明して下さいました。
森林組合のストックヤードにて
木材をチップにする機械はアメリカ製の中古。
銘建工業にて。
銘建工業は主に輸入の木をつかって集成材を作っている大きな会社です。
ここでは、集成材を作る過程で出てきた木くずなどでペレットを作って商品化したり、会社でもペレットでの発電などを行っています。
バイオマス燃料の「ペレット」を作る機械。
ペレットストーブ。あまりに暖かくて離れられない。
その間に、みなさんはこの奥の発電所を見に行ってたらしい…残念
バイオマス発電の仕組み。
真庭木材事業協同組合のバイオマス集積基地
市内30カ所の製材所の組合で、林地残材や製材所でできる端材を利活用するためにつくられた組合です。
素材生産者や山主などの市民が持ち込んでくる未利用材を原料や燃料として加工しています。
3年後はここでバイオマスの発電施設を建設予定だそうです。
真庭市役所。
庁舎内は地元の木がふんだんに使われています。
電気自動車の充電設備。24時間無料。
木質パレットとチップで庁舎の冷暖房。
雨水は地下に貯められ、浄化してトイレの配水に利用。
バイオマスの床下暖房。
庁舎の屋根の太陽光の発電状況。
市の職員だけでなく、森林組合の方、製材組合の方、環境連盟の方、みなさん、いきいきと説明されいたのが印象的でした。
「のれんの街」真庭市の勝山。
床屋
川を使って材木を運んでいたので、荷揚げする階段がいたるところにありました。
酒蔵を改造したレストラン。
美味しかったです