2日、東京で「原発なくす運動の発展をめざす第2回全国交流集会」がありました。
前日から頭痛がしていたのですが…薬を飲んで、マスクをして日帰りで東京へ行ってきました。
集会は、全国から174名の参加がありました。

はじめに、主催の原発をなくす全国連絡会運営委員会の事務局から「集会への報告と行動の提起」がありました。
節目の3月10日を中心に集会等に取り組む、参議院選挙と7月の「新安全基準」づくりに焦点をあてた「6.2行動」の成功をめざす…等々。
その後、連帯のあいさつがありました。

首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさん
「金曜官邸前行動は多い時で一日20万人が参加した。3.11以降、原発の運動に初めて加わったという参加者が6割もいる」

脱原発首長会議の上原さん
「原発なくす運動を、地域の運動にしていくことが必要。再生可能エネルギーの実例を自治体毎につくっていく」
その他、脱原発世界会議の川崎さんが「分散型の地域経済の必要性」を話されました。

国会情勢報告を笠井亮衆議院議員。
「原発の存在が国民に不安を与えている」「金曜官邸前集会が、全国で同時多発の集会として広がり取り組まれていることはかつてないこと。大きな運動となっている。夏までの闘いが大切」
その後、特別報告として3名の方がこの間の取り組みを話されました。
福島復興共同センターの方は、東電が一律賠償の打ち切りを発表した問題、昨年12月にようやく知事が原発事故を「人災」と認めたこと、「手抜き除染」の実態、除染作業員の危険手当のピンハネ問題と今後の運動について話されました。
農民連の方は、「あらゆる損害の賠償」を求める運動を行い、14府県で1500名の農民が31億3000万円を請求し、27億円以上の賠償を勝ちとった話、「農民連食品分析センター」に放射測定機を導入するため「5000万円募金」を呼びかけたところ、多くの募金が寄せられ、ゲルマニウム測定機、簡易なカウンター測定機、スクリーニング検査に対応できるシンチレーション測定機を購入した、とのこと。
全日本民医連の方は、避難生活で健康不安を抱えている皆さんや放射線量の高い地域で暮らしているみなさんの健康不安にこたえるため、全国で健康診断や甲状腺エコー検査を実施し、被災者の健康を守る運動の取り組みを話されました。
休憩をはさんで参加者からの討論がありました。
最初、15名、6分ずつ予定されていましたが、発言通告が20を超え、ひとり4分ずづに…。
佐賀県では「原発なくそう!九州玄海訴訟」で一万人の原告団をめざし、現在五千名を超えているとのこと。
宮城県では「女川原発の再稼働中止を求める署名」に取り組み、女川町では過半数をこえて集まったとか。
また、女川原発から30キロ圏内にある町では、防災計画に「原発に依存しない」「廃炉になるまでの計画」等が明文化されたとのこと。
全国のみなさんのいろんな取り組みを聞いて、良い刺激になりました。
私も、福井県の代表として、急きょ、発言することに…。
昨年の3.11集会がかつてない広がりで成功し、その後も大飯原発再稼働反対をめぐって様々な取り組みが行われ、更に運動が広がっていること、そして、3.10集会に成功に向けて現在、取り組んでいること等々…報告をさせて頂きました。
準備不足であまりにもアバウトな報告となりましたが、一応、役目を果たすことができてヤレヤレ…


行きも帰りも新幹線の中で眠りっぱなし…

帰って来ても頭痛は治まらず…疲れましたが、参加できて良かったです