2013年02月22日

小浜の喫茶「風音」とお別れ…

小浜の廃校となった分校を改造した喫茶店「風音」が、今月24日を最後に閉店するということで、今日(22日)、娘と行ってきました。

店内は、別れを惜しむみなさんでいっぱいでした。

風音には、娘が思春期の頃、癒やしを求めて2人で何度も行きました。

小浜出身のふたごのイラストレーター、ひささんとゆうさんのポストカードを初めて見たのもこの喫茶店でした。

しみじみと昔?を思い出しながら、最後のランチ&ケーキを頂きました。

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posted by きよこ at 23:40| 日記2012.07〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

各電力事業者へ「申し入れ」

今日(21日)は、原発問題住民運動福井県連絡会と原発住民運動福井・嶺南センターが、日本原電と日本原子力研究開発機構と関西電力へ申し入れをおこない、私も同席させて頂きました。

まずは日本原電。

日本原電2号機の直下の破砕隊について、「活断層でない」と…。

「最新の知見に基づいて安全対策を講じ、引き続き運転していく」と…。

現在、800ガル、M7に対応できる耐震設計とのことですが、文部科学省は浦底断層についてM8.2の地震が起きる可能性を指摘しています。

中越沖地震の時、柏崎・刈羽原発でも2000ガルを超え、東北沖地震の時、女川原発でも2000ガルを超えています。

M8は、M7の100倍の規模です。

日本原電の言い分は「浦底断層は4000年前以降、破砕帯は9.5万年前以降に動いた。動いた年代が違うから今後一緒に動くことはない」と日本原電は言っていますが、過去に動いた年代が違う断層でも連動して動いたのが「兵庫県南部地震」「中越沖地震」等々で、これが最新の知見です。

直下で巨大地震が起きたときに、格納容器や冷却用の配管などが破損しないといったい誰が保障してくれるのでしょうかexclamation&question

ということで、私の方からは、「最新の知見を真摯に受け止め、廃炉のパイオニアへと方向転換すべき」と求めました。

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次に、日本原子力研究開発機構。

なんと、数日前にすでに要望書をFaxしていたにもかかわらず、「回答するかどうか、また回答する場合、いつ、どのような回答をするかも含めて、今後検討する」とのこと…。

はぁ〜exclamation&question

思わず私、「みなさん、税金で食ってるんですよね?」と…これは失言バッド(下向き矢印)たらーっ(汗)

「県民団体、市民団体が申し入れを行うことに対し、誠意ある対応をすべき」「今後、回答が得られるまで粘り強く求める」等々、「上」にキチンと報告するよう強く要望して帰りました。

そして、最後に関西電力。

こちらも、日本原電と同じような回答でした。

大飯原発の下の断層について、あくまで「活断層でない」と…。

「今後、新基準に基づいて、安全が確認されたプラントから稼働していく」と…。

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なお、「申し入れ」の内容は以下の通りです。

 ☆ ☆ ☆

「日本原電」宛

1、福井県民への生命と安心・安全を守るための考えを示してください。
3・11福島原発災害から、もうすぐ2年になります。福島県では、いまなお15万人を超える県民が避難生活を強いられております。この現状を鑑み貴社は、福井県民への生命と安心・安全を守るための考えを示してください。

2、活断層が敷地内を走る敦賀原発の廃炉の決断を求めます。
敦賀原発敷地内の「D―1破砕帯」が活断層である可能性が高いとの意見で規制委員会有識者会議の専門家は一致し、現行の審査基準でも活断層の真上に原子炉があることは想定していません。また、活断層の浦底断層が敷地内を走っている点も規制委員会の議論では問題とされました。早期に敦賀原発の廃炉の決断を求めます。

3、廃水の放射能測定器の信号ケーブルの事故等、ずさんな工事管理の改善を求めます。
先月11日、活断層調査中の日本原子力発電敦賀原発2号機から若狭湾に放出している廃水の放射能測定器の信号ケーブルが誤って切られ、10時間もたってから復旧しました。元請けの地質調査会社に信号ケーブルの位置を説明したが、下請けの協力会社に伝わっていなかったといいます。昨年も地中の配管に穴をあける事故を起こしており、ずさんな工事管理は問題です。安全対策へ改善をつよく求めます。

4、原発防災対策に対しての住民説明会を求めます。
 東日本大震災後、福井県民の不安は増大しています。原発苛酷事故に備え広域での原発防災対策に対しての住民説明会の開催を求めます。

「日本原子力研究開発機構」宛

<申し入れ項目>
1、福井県民への生命と安心・安全を守るための考えを示してください。
3・11福島原発災害から、もうすぐ2年になります。福島県では、いまなお15万人を超える県民が避難生活を強いられております。この現状を鑑み貴社において、福井県民の生命と安心・安全を守るための考えを示してください。

2、万全な安全対策を確立することを求めます。
昨年9月の国の保安検査でもんじゅの点検もれが安全上重要なものを含む9600件を超える機器で見つかりましたが、規制委員会の指導に対し、鈴木篤之理事長は「形式的なミスが出るのはやむを得ない」と発言したと報道されました。安全を軽視するこのような発言は、看過できません。しかも改善対策が示されないまま年頭のあいさつで敦賀本部長、もんじゅ所長より「もんじゅ」の試運転再開の話がでました。安全度外視で試運転再開を求めるなど言語道断です。抜本的改善を求めます。

3、危険な「もんじゅ」を即刻、廃炉の決断を求めます。
地震学の専門家からも若狭湾での巨大地震と原発事故の複合災害「原発震災」の危険性が指摘されています。地震に弱い構造の「もんじゅ」は活断層の真上にあります。原発震災を引き起こしたフクシマ事故を2度と繰り返えさないためにも、18年間も停止している「もんじゅ」に、これ以上の国費を投入し、動かすことは許されません。即刻、廃炉を決断されることを強く要請します。

4、原発防災対策に対しての住民説明会を求めます。
 東日本大震災後、福井県民の不安は増大しています。原発苛酷事故に備え広域での原発防災対策に対しての住民説明会の開催を求めます。

「関西電力」宛

1、福井県民への生命と安心・安全を守るための考えを示してください。
3・11福島原発災害から、もうすぐ2年になります。福島県では、いまなお15万人を超える県民が避難生活を強いられております。この現状を鑑み貴社は、福井県民への生命と安心・安全を守るための考えを示してください。

2、大飯原発の運転の停止と廃炉の決断を求めます。
大飯原発敷地内のF−6破砕帯が活断層でないと否定できない状況です。原子力規制委員会有識者会議の中では、活断層と断定している専門家もいることを鑑み、県民の生命と安全を守る立場で運転の停止と大飯原発の速やかな廃炉の決断を求めます。

3、停止中の原発を再稼働させないことを求めます。
 断層の存在が指摘されている若狭湾沿岸で、現在停止中の他の原発は、断じて再稼働させないことを強く求めます。

4、原発防災対策に対しての住民説明会を求めます。
 東日本大震災後、福井県民の不安は増大しています。原発苛酷事故に備え広域での原発防災対策に対しての住民説明会の開催を求めます。
posted by きよこ at 00:27| 原発関連2010.10〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする