3日、4日、5日は…敦賀市議会の議会運営員会の行政視察で高山市、鹿沼市、藤枝市へ行きました。
3日の朝、敦賀を出発し、4時間かけて岐阜の高山へ。
視察を終えて2時間半かけて名古屋に戻って…などなど、移動距離が超長い

しかも、4日は公示日だったから…移動時間の合間をぬってポスター貼りの段取りや会議の連絡で、あちこちメールしたり電話したり…忙しい

…たいへんでしたが、その分、学んだことを敦賀市議会にいかさなくちゃ



3日…岐阜県高山市「市民意見交換会」「政策討論会」「政策提言」について。
高山市は人口は92,365人ですが、日本一面積が広くて…なんと敦賀の10倍以上あります。
ところが、定数を削減し24人に…。
市民から「議員をすることによって我々の声が届きにくくなるのではないか」という不安があり、「議会の機能強化によって払拭する必要がある」と、議会改革にとりくんできたそうです。
「市民意見交換会」を開催し、出された意見をもとに、毎月開催している常任委員会で、政策を考えているそうです。
ちなみに、意見交換会も地域で20カ所、団体等と分野別にも行っているとか…。
そして、政策提言書をつくり、政策討論会をして、市民に公開しているとか。
とっても忙しそうですが、議員としてやりがいがあるなぁ

と羨ましく思いました。


4日…栃木県鹿沼市で「事業仕分け」。
鹿沼市では平成22年、23年、24年と3年間、事業仕分けを行いました。
平成22年度は、構想日本と市総合計画の政策評価委員会で40事業について事業仕分けを行ったそうです。
平成23年度は、16事業。
ちなみに「構想日本」というのは、非営利系シンクタンクで1997年に元大蔵省職員の加藤秀樹によって設立された団体だそうです。
事業仕分けを、2013年6月現在で6省(文部科学省、環境省、財務省、外務省・ODA、国土交通省、農林水産省)、102自治体で実施しているとか…。
そのため、平成24年度は、「よその人が自治体の事情も分からず、事業仕分けをするのはおかしい」…と、議会が主になり12事業の仕分けを行ったそうです。
平成25年度はやっていないそうです。

←「入れ歯の回収箱」

5日は静岡県藤枝市で「予算・決算特別委員会」「議会タウンミーティング」について。
藤枝市では、議員削減の要望が10団体からされて22名に削減したそうです。
その後、議会改革に取り組み、決算特別委員会、予算特別委員会をつくったとか。
そして、決算特別委員会で提言を行い、その後、市政にいかされているか、次年度の予算に反映されているのか、事業評価をおこなっているそうです。
また、広報公聴委員会主催で「タウンミーティング」という名前の議会報告&意見を聴く会を開催し、出された意見を各常任委員会に反映させているとか。
それでも、また、5団体から議員定数を17名に削減するよう要望が出されているそうで…大変だなぁ〜


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さて、敦賀市議会として、議会改革の歩みをとめることなく、良いところはドンドン取り入れて、もっと市民のための議会となるようがんばらなくちゃ