2014年04月15日
土地改良事業の学習会
土地改良事業について議員の自主的な勉強会がありました。
敦賀市や福井県の担当課から説明を受けました。
敦賀は耕作面積が50a未満の農家が全体の6割。
農外所得が過半数を占める兼業農家が9割。
農地面積も一筆当たり平均10a。
敦賀は「自分らが食べる分だけ…」という農家が多いのが現状。
こうした中、沓見90ha、莇生野50ha、金山30haは、市内の全農地面積753haの約22%を占め、大規模化すればやっていける地域。
TPPや生産調整廃止の中、耕作放棄地をつくらないためにも、この3つの地域で営農組織を育成し、大規模化したい。
そのネックになるのが受益者負担であり、農家の負担を軽減させる必要がある…等々の説明でした。
それでも…農業辞める人、後を絶たないでしょうね…。
ようは、国がTPPやら何やら農業潰しの政策をして、一方で「農業守る」と言って、農業を競争に勝ち残れるように大規模化、大企業化しようとしてるわけだけど…。
本来、農家が農業収入で食べて行ける政策だったら問題は無いわけで…。
市役所の職員だって、「今の給料を半分にします。ボーナスも退職金も無し、社会保障もつけません」って言われたら、辞める人が続出するに違いない…。
農業って作物をつくる仕事で、本当なら生きがいをもって働ける仕事なのに、一生懸命働いても、赤字になったり、食べていけないのが今の日本の農業政策。
国が農業を守る政策を本気でやらない限り、耕作放棄地は増え続ける…大変です。
市の担当職員「中間山地の農地は市単独で補助金を出してでも守りたい。人手がいるなら市退職者にさせたい」との話に、心の中で拍手をおくりました。