〜野洲市生活困窮者自立促進支援モデル事業の取り組み〜」についてお聞きし(下記参照)、とても勉強になったので、6月議会を前に、急きょ、野州市まで行ってきました。
「督促状を出しても相談にこられない場合は、給与や財産を調査し、生活状況が苦しい方は不納欠損」「悪質な場合は差押えをしているが、他市よりも件数は少ない」とのことでした。
たいへん参考になりました。
帰りは、道沿いにある産直のお店をハシゴして、お野菜やお菓子など買い物しながらのんびり帰って来ました。
5月14日の議員研修でお聞きした野州市の取り組みを紹介します。
滋賀県野州市は、人口5万人強、1万8千世帯の市です。
市役所の入り口から歩いて15歩で相談窓口に…。
社協の家計相談支援の方が、相談窓口のそばに常駐されています。
ハローワークの機能を備えた「やすワーク」も同じ階にあります。
「市民生活相談課」は、室長以下、消費生活相談員、相談支援員、看護師、精神保健福祉士、正規・嘱託・臨時職員含めて8人の課です。
字が小さくて見にくいですが…「市民相談総合推進委員会設置要綱」には、政策調整部、総務美、市民部、健康福祉部、都市建設部、環境経済部、教育委員会の関係する課の職員や、地域包括支援センター、発達支援センターなども委員会の委員となり、問題解決のためにネットワークを形成し、協議し、対応しています。
業務内容は…
・市民相談(暮らしの中の困り事)
・消費生活相談(消費者トラブル、多重債務など)
・法律相談(弁護士会、司法書士会の支援)
・税務相談・行政書士相談(税理士会・行政書士会の支援)
・行政相談(総務省)
・やすワーク(ハローワークとの一体的実施)
・生活困窮者相談
・家計相談(社会福祉協議会へ委託)←市の窓口に常駐
さて…野州市のゆるキャラ、どうたくんのところに市役所から通知が…。
まずは、納税相談に市役所へ…。
市「他にも滞納はないですか?」
どうたくん「実は他にも滞納が…」
市「だったら、いい人(市民相談課)を紹介しましょう」と、相談課に応援要請。
市「借金や滞納を解決しましょう」
滞納請求を一括化しましょう。
市「減免できるかもね」「分納もできるよ」
市「食べれてないの? だったらこれを食べて!」
市役所には、今回のような議員研修会で、講演料の代わりに食糧をいただくなどして貯めた食糧がたくさん保管しています。
多重者債務の相談は、弁護士さんにお願いします。
仕事の相談も…。
市役所の1階にある「やすワーク」(野州生活困窮者等就労相談コーナー)にて。
これは、ハローワークの就労支援と市役所の生活支援とを一緒に提供して、よりよい就労を目指そうというプロジェクトです。
やすワークにある端末で仕事を探します。
仕事が見つかったら面接の練習も…。
面接のためのスーツの貸し出しもやってます。
これも、職員等のおふるなど、みなさんから集めたものです。
メイク指導も…。
また、相談に来られない生活困窮者を発見する手段として、不動産屋と連携をしているとのこと。
そして、市役所内外で連携して「市民の命を守る」ため、おせっかいをやいていることを熱く語られていました。
実は、「生活困窮者自立支援法」によって、全国どの自治体でも、来年の4月から、このような相談窓口を設置しなければならないことになっています。
果たして敦賀市に野州市のような「おせっかい」ができるのか???
どこかに丸投げせず、市が責任を持って相談窓口を設置するよう求めなくちゃ〜
業務内容は…