不調になった理由の一つは、資材の高騰です。
東日本大震災の復興のために、資機材が不足しており、全国各地で資材高騰による入札の不調がおこっています。
もう一つの理由は、デザイン重視によるものです。
駅舎と同じ、東京大学の千葉教授のデザインで、特殊な加工が必要なため、市内の業者ではできず、外注する分、高くなります。
不調続きだし、もしかして、予算を超える工事費になるのでは?と心配していましたが、特殊加工を減らすなどの変更を行い、8月下旬に3回目の応募でようやく市内の業者が落札しました。
2014年09月08日
9月議会が始まりました
今日から議会が始まりました。
甲子園に行った気比高校へ激励費500万円を支出した報告について全会一致で可決しました。
また、駅前広場のキャノピー(バス停などのひさし)の工事の締結について、今日、委員会で審議、本会議で採決がありました。
キャノピー設置工事については、予算は、当初予算と補正予算で計上されていたので、本来なら、もっと早く請負業者が決まり、臨時議会が開かれ、議会で可決して工事が始まる予定でした。
ところが、入札が2回続けて不調となったため、臨時議会は開かれず…。
そして、今議会に工事請負契約の議案が上程されたわけですが、工事を急ぐため、議会初日の今日、審議、採決が行われました。
予算内におさめるため変更をした、市内業者が落札したという点については評価できるのですが…
でも、やっぱり、キャノピーを設置する工事に3億2400万円(工事3億円、消費税2400万円)は高すぎる
お金がたくさんあるならまだしも、標準スケールで福祉や教育を削りながら、バス亭の屋根に3億2400万円は高すぎる
不調を機に、思い切って根本から見直し、デザインよりも市民の利便性を優先にしたもの、身の丈にあったものに変更すべきだったのではないか…と、反対討論をしました。
賛成討論は無く、採決の結果、反対少数(私と今大地さん)で可決されました。
また、突然、「敦賀発電所敷地内破砕帯の審議についての意見書」提出の件がB号議案(議員提出の議案)で出されました。
原子力規制委員会などに、「事業者(日本原電)が新たに提示したデータを含めて精査するとともに、有識者の評価の根拠を明確に示し、科学的・技術的な議論を尽くすこと」「過去の安全審査に携わった専門家の意見なども十分に聞き、幅広い分野の知見を集めて、公平・構成に審議を行うこと」「地元に対し説明責任をはたすこと」と求める意見書を提出するというものです。
日本原電側の専門家や過去の安全審査に携わった専門家って、文科省の研究機関が連動すればM8.2の地震が起きる可能性を指摘している浦底断層でさえ、長い間、ず〜っと否定してたし…日本原電に有利な結果しか出さないと考えるのが普通です。
そこで、提案理由説明をした議員に、「過去の安全審査に携わった専門家には、活断層をみつける専門家である変動地形学の学者はいないが、何故、過去の安全審査に携わった専門家の意見を聞くべきと求めるのか」と、質疑をしましたが…残念ながら明確な回答はありませんでした。
採決の結果、反対少数(私と今大地さん)で可決されました。
その他、予算や保育の条例などなど…は後日審議し、議会最終日29日に採決があります。
明日は補正予算の審議、分科会審査と採決です。
がんばります