福井市駅のそばで、「より良い保育を! 福井県実行委員会」の署名行動に参加。
保育士さんの処遇改善など求める署名で、短時間でたくさん集まりました。
午後から、教育センターで開催された反貧困キャラバン学習会に参加。
大阪でシンママ(シングルマザー)応援団に取り組んでいる芦田麗子さんの講演「見えない女性の貧困」。
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「シングルマザーは、女性の生きづらさの代表。
離婚の主な原因は夫のDV。
母子家庭は働いていても多くが貧困。
正規雇用で働けず非正規の方が多い。
そのため、仕事をかけもちして働いている人が多く、収入も月約8万円が23%、16万円までが約7割。
児童扶養手当も十分でなく、子ども一人の場合、全部支給で42,290円。
三人いれば42,290円×3人=126,870円と思われがちが、二人目の加算は全部支給で9,990円、三人目の加算も全部支給で5,990円。
子どもが三人の場合の児童扶養手当は、全部支給で合計58,260円しかない。
不十分だが、これも、所得によって減らされてしまう。
共感のたらい回しではなく、実質的な支援が必要。
シンママ応援団では、毎月、30数名のシングルマザーにお米や絵本、お菓子等々を段ボールに詰めて送っている。
人間関係も貧困で、孤独なため、花見など楽しいと思える時間も作っている…等々。
心に残った言葉は、「本当に困っている人…と言うのはやめませんか? 本当か嘘かではなく、具体的に解決していくことが大事」
「バッシグする人も、実は苦しい生活をしていて、自分よりも弱い人に矛先を向けている場合が多い」
「日本の社会保障は家族単位で組まれていて、家族がいることが前提。シングルは考えられていない」等々。
いろいろ考えさせられました。
本も出されています。
福井県庁職員から、ひとり親家庭への支援計画の報告。
その後、パネルディスカッション。
敦賀の堺弁護士の司会で、福井のシングルマザーを支援する団体フルードの方、連合福井非正規労働センターの方などから福井のシングルマザーの現状、非正規雇用の実態などお話を聞かせていただきました。