2018年03月14日

福島原発事故と新規制基準と大飯原発再稼働

かつて、福井地裁が運転の差し止めを命じた

大飯原発3,4号機が14日、再稼働されました。


福島原発災害が発生してから丸7年、
 
未だに事故は収束していません。


大飯原発は、「世界一厳しい規制基準」を

クリアしたらしいけど、本当に安全なの???


安倍総理の「世界一厳しい規制基準」という言葉が

一人歩きしてますが、新規制基準に適合しても、

「安全とは申し上げられない」とは規制委員会の

前・田中委員長がハッキリ言われていますよね。


「世界一厳しい規制基準」「世界一厳しい規制基準」

って、何度も判で押したように言われると、

安全なのかな〜?って錯覚してしまいがちだけど…

じゃ、世界の規制基準はどうなのか???


スリーマイル島の原発事故、

チェルノブイリ原発事故を経て、

1996年にIAEA(国際原子力機関)は

5層の「深層防護」というものを考えました。


1層の防護とは、事故の原因となるような異常や

故障の発生を未然に防止すること。


余裕のある設計、厳重な品質管理、入念な点検検査、

地震、台風、津波などに耐えられるようにすること等。


2層の防護とは、こうした第一層の防護にもかかわらず

異常が発生してしまっても、それを素早く検知して

事故へと拡大しないようにすること。


3層の防護とは、こうした第2層の防護にもかかわらず

異常が事故へと拡大してしまっても、放射性物質が

周辺環境に放出されないように、非常用炉心冷却装置

(ECCS)や原子炉格納容器を設けていること。


4層は、こうした第3層の防護にもかかわらず、

重大事故が起きても、炉心損傷が起きないように

事故の拡大を食い止めること。


そして、それにもかかわらず炉心損傷にいたった場合、

周辺環境への影響を可能な限り緩和すること。


5層は、4層でいろいろやったけれど、放射性物質を

大量放出した場合の住民避難、要するに防災対策です。


日本は、世界のこうした中でも、福島原発事故までは、

3層までしかありませんでした。


「絶対に、原発は事故を起こしません!」と。


福島原発事故を経て、

日本もあらたに規性基準を設けましたが、

第4層はまったくできてないし、第5層の

住民避難などの防災対策が十分じゃ無いことは、

立地自治体の私たちが一番よく知っていますよね。


安倍総理の「世界一厳しい規制基準」って何???


それにも関わらず、住民の不安の声を無視して、

電気は足りているのに再稼働が強行されました。


もし、大地震、大津波で高浜原発、大飯原発が

大事故を起こしたら、私たち敦賀の住民は???


決して他人事ではありません。


11日に福井のハピテラスで開催された

3.11さよなら原発福井県集会で、福島の被災者が

「福井をフクシマのようにしないで」と。


国会の報道見てても、嘘偽りばかりの政権で、

この人たちによって私たちの命が脅かされている

と思うと、本当に、残念でなりません。

posted by きよこ at 23:30| 福井 ☁| 原発関連2013.6.30〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

粟野南小学校の卒業式

今日は、粟野南小学校の卒業式でした。


82名の生徒が旅立ちました。


私の町内の子どもさん、知人の子どもさんらも…。


今年の六年生は、

中庭の草抜むしりをしていた生徒の提案で、

下級生たちが、安心して遊べる中庭にしたい…と、

中庭に芝生を植えたとか。


また、みんなが苦手な芋粥を食べやすくするため、

5,6年が芋粥料理4種を考えて作り、

AWANO秋まつりで試食としてふるまったとか。


その名も「芋粥ようかん」「芋粥もちもち白玉」

「さくさく芋粥パイ」「芋粥マフィン」。


すごいですね〜輝いてますね〜✨


我が子の時はどんなだったろう…もう、遠い昔で

思い出すこともできません。


みなさん、ご卒業、おめでとうございます。
posted by きよこ at 23:00| 福井 | 日記2017.10〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする