22日は、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟
福井県本部の総会へ。
戦前、平和を求める多くの先輩活動家が、
治安維持法によって
特高警察に検挙され拷問されました。
小説「蟹工船」の小林多喜二のように
殺された方も少なくありません。
ところが、大日本帝国憲法のもとでも
拷問は許されてなかったとお聞きし、ビックリ💦
戦前でも拷問は犯罪だった⁉
でも、国は謝罪も賠償もせず…
まったく反省しないまま、安倍政権は、
現代版治安維持法「共謀罪法」を作りました。
過去を学ばない安倍政権によって
戦争する国づくりが進められている今こそ、
治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟を
大きくする必要があります。
忙しいけど、すべてが待った無し❗️
だからこそ、
一緒に運動してくれる会員を増やさなあかんし、
棚上げになっていた映画「種まく人々」の上映会を
今年中に実現しなくては❗️と
あらためて決意した総会でした。
午後から同盟福井県本部結成30周年記念行事、
講演と文化のつどいがありました。
講演は事務局の村井さんによる
「治安維持法に抵抗した福井の人々」。
戦前の治安維持法によって、
福井でも名前がわかっている人だけでも
115人の方が検挙され弾圧されました。
1928年の三・一五事件では、
旧福井中学校で長年校長を務められた大島先生の長男、
大島英夫さんが妻と生後六ヶ月の和ちゃんと共に検挙、
投獄され、和ちゃんは釈放された次の日、
亡くなられたそうです。
その2年後、英夫さんも亡くなられ、
妻は亡くなった和ちゃんの誕生日の前日、
自殺されたそうです。
大野の加藤和光さんは、
特高警察によって拷問され、亡くなられたそうです。
顔が紫色に腫れ上がった遺体を引き取りに行った遺族に
警察は「死んで当然」と。
1933年は治安維持法が猛威を振るい、福井でも
全協(日本労働組合全国協議会)が弾圧されました。
福井の県史に、
「全協は、戦争反対、天皇制打倒とともに朝鮮、
台湾の完全独立をかかげているため弾圧」と、
ハッキリ書かれているそうです。
福井の先輩方の闘い、死をムダにせず、
こんなご時世だからこそ、
多く方に伝えたいと思いました。
文化のつどいは、大阪の民主新報編集長、
ケイ・シュガーさん(芸名。日本人、女性)
のコンサート。
記者として取材する中で知ったこと、
平和への思いを伝えたい、と
戦争で父親をなくした子どもの歌、
小林多喜二の歌、等々…
仕事の傍ら、歌を作り歌っているそうです。
トークも素晴らしく、涙、涙、涙…💦
久々にいっぱい涙を流した一日でした。