2018年09月07日

社会保障の学校へ

9月6日、7日、大津で開催された

社会保障学校に参加しました。


6日は、学習講演。


浜矩子同志社大学教授による

「窒息死に向かう日本経済〜政策がもたらす呼吸困難」


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本来、呼吸困難から我々を救うのが政策だが、

逆に、安倍政権の政策は国民を呼吸困難に陥れている。


安倍首相は、第一次安倍政権の発足時から、

『戦後レジームからの脱却』と。


戦後を脱却し、戦前の大日本帝国に戻すのが狙い。


明治150周年にあたり、

HPに『今の日本人に明治の日本人の心を…』と。


明治維新は、富国強兵、殖産興業をおこなったが、

安倍政権がやっていることも同じ。


安倍首相は、アメリカで、

『アベノミクスと外交安全保障政策は表裏一体』

『デフレから脱却し、GDPを大きくすることができれば

国防費を増やすことができる』と。


GDPを大きくする事は、我々の実りのためで無く、

安倍政権の政策の総てが大日本帝国のため。


安倍政権は、

単純で耳障りが良いわかりやすい言葉で話す。


不安が大きい若者に、『強い日本を取り戻す』と。


そして、敵が誰かを教え、危機意識をあおり誘導する。


安倍政権は、造語をよく使う。


でも、名前の持つ力は大きいので、

汚染されないよう、安倍政権の造語をそのまま

使わないようにすべき。


『働き方改革』は仮の名。


『働き方改革』に、労働者の権利は書いていない。


労働生産性を高めるための改革であり、

労働者という機械を、効率的に働かせるためのもの。


『高度プロフェッショナル制度』は、

タダ働き、青天井化のための制度。


『一億総活躍』は、一億総動員…。


2014年、安倍首相は、

稼ぐ力を取り戻すため

「企業統治の強化」を明言したが、

企業統治の本当の意味は、逆。


稼ぐことばかり考えると不正をしてしまうので、

企業の社会的責任を果たすため、

稼ぐことばかりを考えないようにすること。


稼ぐ方へ、稼ぐ方へと追い込む政策により、

国民が呼吸困難に陥っている。…等々



浜先生のお話は初めてお聴きしましたが、

淡々とした話し方で、ばっさばっさと切る感じ。


大変、勉強になったし、面白かったです。



また、竹内一佛教大学教授による

「憲法改悪許すな 9条、25条いかす政治を」

は、スウェーデンと比較しながら、

日本の貧困問題、働き方などお話がありました。



7日は、シンポジウム「自治体から学ぶ」。


まず、日野町の町長のお話。


憲法を地方政治にいかし、町民や職員とよく話し合い、

町政を進めていて、うらやましく思いました。


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その他、

宝塚市の「日本一の学校給食は何故可能なのか」

明石市の「子どもを核にしたまちづくり」

も大変、勉強になりました。


講演のさなかに東洋紡の火事の連絡があり、

ビックリで、心ここにあらず…。


でも、帰る頃には鎮火したので、本当に良かったです。


posted by きよこ at 23:00| 福井 ☁| 議会、議員活動2016.11〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする