2019年10月24日

知覧特攻平和会館&文教視察(姶良市)

24日の視察は、姶良市さんの都合で午後から。


そのため、午前中は、知覧特攻平和会館へ。


今回で2回目です。


平和会館には、零戦なども展示されていますが、

多くの遺影とともに遺書が展示されています。


母親に、感謝の言葉と共に

自分の分も長生きして欲しいと書かれた遺書や、

婚約者に、自分のことは忘れて明るく生きて欲しい

と書きつつ、会いたい会いたいと書かれた遺書に涙💦


また、初めて語りべさんのお話をお聴きしました。


偶然、息子が飛び立つ前日に知覧へ来たお父さん、

息子さんに「遺書を読んでお母さん泣いたか?」と

聞かれ、息子のために「泣いとらんよ」と嘘を…。


息子と酒を酌み交わし、

眠った息子の体を朝までさすったそうです。


朝、息子の特攻機が見えなくなるまで見送り、

艦船に突入する直前のモールス信号を聞き、

息子が死ぬ瞬間を見届けた…その胸中を思い、涙💦


また、多くの生徒を特攻に送り出した教官は、

申し訳ない、自分も!と、何度も志願するけれど

家族がいるため却下されて苦しんでいたそうです。


そして、奥さんは、夫の願いを叶えるため

幼い娘たちに晴れ着を着せて、

一人をおぶい、一人の手を紐で自分の手とくくり、

冷たい川に身を投げたそうです。


そして夫は、もう失うものはない、と

血判状を書き、認められ、特攻機で飛び立ち

亡くなられたそうです。


飛び立つ前日、亡くなった娘たちに宛てた遺書には、

「お膝に乗せてあげるから待っててね」と。


孫たちと重なり号泣💦


頭から布団を被り朝まで泣いていても、

笑顔で飛び立っていった若者たち…。


それを見送る女学生も足が震えたそうです。


実は、語り部さんのお母さんも、

そんな女学生のお一人。


長い間、語らず、沈黙していたけれど、

最近になって、みんなに知ってもらわなくては❗と

話すようになったそうです。


戦争がいかに残虐か、二度と戦争への道は

許してはならないと強く思いました。


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午後は鹿児島県姶良(あいら)市にて、

学校給食の食品ロス、

地産地消などの取り組みについて視察しました。


文科省のモデル事業を鹿児島県から委託され、

昨年度から取り組んでおられるそうです。


余剰生産で廃棄されることもあった

地場産のはだか麦を給食に取り入れたり、

調理過程で出る野菜の残渣を減らすため、

野菜の切り方の研修会をしたり、

農協に協力してもらって野菜の計画生産を

してもらったり…その中で残渣が減り、

食べる量も増えたそうです。


食べ残しだけでなく、

調理の残渣を減らす視点は目からウロコ。


野菜の計画生産、地場野菜を使った加工品の使用など、

敦賀の学校給食での地産地消を進める上で

参考になるお話しでした。


また、こうした取り組みは、

「姶良市子育て基本条例」に基づくもので、

「子どもは家庭や学校に押し付けるのでなく、

社会で育てるもの」と言う教育長さんの

お話に感銘を受けました。

posted by きよこ at 23:00| 福井 ☀| 議会、議員活動2016.11〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする