そのため、午前中は、知覧特攻平和会館へ。
今回で2回目です。
平和会館には、零戦なども展示されていますが、
多くの遺影とともに遺書が展示されています。
母親に、感謝の言葉と共に
自分の分も長生きして欲しいと書かれた遺書や、
婚約者に、自分のことは忘れて明るく生きて欲しい
と書きつつ、会いたい会いたいと書かれた遺書に涙💦
また、初めて語りべさんのお話をお聴きしました。
偶然、息子が飛び立つ前日に知覧へ来たお父さん、
息子さんに「遺書を読んでお母さん泣いたか?」と
聞かれ、息子のために「泣いとらんよ」と嘘を…。
息子と酒を酌み交わし、
眠った息子の体を朝までさすったそうです。
朝、息子の特攻機が見えなくなるまで見送り、
艦船に突入する直前のモールス信号を聞き、
息子が死ぬ瞬間を見届けた…その胸中を思い、涙💦
また、多くの生徒を特攻に送り出した教官は、
申し訳ない、自分も!と、何度も志願するけれど
家族がいるため却下されて苦しんでいたそうです。
そして、奥さんは、夫の願いを叶えるため
幼い娘たちに晴れ着を着せて、
一人をおぶい、一人の手を紐で自分の手とくくり、
冷たい川に身を投げたそうです。
そして夫は、もう失うものはない、と
血判状を書き、認められ、特攻機で飛び立ち
亡くなられたそうです。
飛び立つ前日、亡くなった娘たちに宛てた遺書には、
「お膝に乗せてあげるから待っててね」と。
孫たちと重なり号泣💦
頭から布団を被り朝まで泣いていても、
笑顔で飛び立っていった若者たち…。
それを見送る女学生も足が震えたそうです。
実は、語り部さんのお母さんも、
そんな女学生のお一人。
長い間、語らず、沈黙していたけれど、
最近になって、みんなに知ってもらわなくては❗と
話すようになったそうです。
戦争がいかに残虐か、二度と戦争への道は
許してはならないと強く思いました。

午後は鹿児島県姶良(あいら)市にて、
学校給食の食品ロス、
地産地消などの取り組みについて視察しました。
文科省のモデル事業を鹿児島県から委託され、
昨年度から取り組んでおられるそうです。
余剰生産で廃棄されることもあった
地場産のはだか麦を給食に取り入れたり、
調理過程で出る野菜の残渣を減らすため、
野菜の切り方の研修会をしたり、
農協に協力してもらって野菜の計画生産を
してもらったり…その中で残渣が減り、
食べる量も増えたそうです。
食べ残しだけでなく、
調理の残渣を減らす視点は目からウロコ。
野菜の計画生産、地場野菜を使った加工品の使用など、
敦賀の学校給食での地産地消を進める上で
参考になるお話しでした。
また、こうした取り組みは、
「姶良市子育て基本条例」に基づくもので、
「子どもは家庭や学校に押し付けるのでなく、
社会で育てるもの」と言う教育長さんの
お話に感銘を受けました。