治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の
女性交流集会に、福井県を代表して参加しました。
治安維持法は、権力者に都合の悪い思想は許さない、
「疑い」だけでも逮捕でき、死刑も認められた
最悪の法律でした。
この法律によって、数十万人が逮捕されました。
そして、わかっているだけでも、
拷問で虐殺された人は93名、
虐待、暴行、発病などによる獄死400名。
福井県でも100人を超える人が逮捕され、
拷問などにあっています。
大野市の大島夫妻は乳飲み子とともに検挙され、
直後に子どもは死亡。
夫は拷問により死亡、そして、妻は自殺。
本当に、許せません!
ところが、このように多くの犠牲者を出しながら、
政府は認めていないし謝罪も賠償もしていません。
そればかりか、社会の教科書から
治安維持法の文字すら削除するとのこと。
そして、治安維持法と同じ共謀罪を作り、
集団的自衛権の行使の閣議決定、安保法制、
秘密保護法、盗聴法改悪…と、
戦争する国づくりへ準備をすすめています。
そのため、風化させることなく、事実を認め、
謝罪し、少ない生存者に賠償すべきです。

さて、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の
女性交流集会の記念講演は、
平山知子弁護士の「心の自由を求めつづけて〜
戦前、戦後、そして未来に向かって〜」。
平山弁護士は80歳で、私のお母さんと同い年❣️
でも、とても若くてハツラツでパワフル💓
平山弁護士のお父様は、戦時中、
治安維持法によって特高警察に逮捕されたそうです。
そして、日本共産党員でもないのに、
党の内部の情報を聞き出そうとする特高警察から
ひどい拷問を受けましたが、奇跡的に生還。
そして、戦後、治安維持法の撤廃のため紛争し、
日本共産党に入党されたそうです。
共謀罪が、治安維持法ほどの凶暴性を
発揮していないのは、日本国憲法があるから、と。
日本国憲法を守るとともに
治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟を
大きくしなくてはならないと、強く感じました。
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