2019年11月10日

治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の女性交流集

10日、11日は静岡へ。


治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の

女性交流集会に、福井県を代表して参加しました。


治安維持法は、権力者に都合の悪い思想は許さない、

「疑い」だけでも逮捕でき、死刑も認められた

最悪の法律でした。


この法律によって、数十万人が逮捕されました。


そして、わかっているだけでも、

拷問で虐殺された人は93名、

虐待、暴行、発病などによる獄死400名。


福井県でも100人を超える人が逮捕され、

拷問などにあっています。


大野市の大島夫妻は乳飲み子とともに検挙され、

直後に子どもは死亡。


夫は拷問により死亡、そして、妻は自殺。


本当に、許せません!


ところが、このように多くの犠牲者を出しながら、

政府は認めていないし謝罪も賠償もしていません。


そればかりか、社会の教科書から

治安維持法の文字すら削除するとのこと。


そして、治安維持法と同じ共謀罪を作り、

集団的自衛権の行使の閣議決定、安保法制、

秘密保護法、盗聴法改悪…と、

戦争する国づくりへ準備をすすめています。


そのため、風化させることなく、事実を認め、

謝罪し、少ない生存者に賠償すべきです。


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さて、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の

女性交流集会の記念講演は、

平山知子弁護士の「心の自由を求めつづけて〜

戦前、戦後、そして未来に向かって〜」。


平山弁護士は80歳で、私のお母さんと同い年❣️


でも、とても若くてハツラツでパワフル💓


平山弁護士のお父様は、戦時中、

治安維持法によって特高警察に逮捕されたそうです。


そして、日本共産党員でもないのに、

党の内部の情報を聞き出そうとする特高警察から

ひどい拷問を受けましたが、奇跡的に生還。


そして、戦後、治安維持法の撤廃のため紛争し、

日本共産党に入党されたそうです。


共謀罪が、治安維持法ほどの凶暴性を

発揮していないのは、日本国憲法があるから、と。


日本国憲法を守るとともに

治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟を

大きくしなくてはならないと、強く感じました。


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posted by きよこ at 23:00| 福井 ☁| 議会、議員活動2016.11〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする