2015年7月に、
イランとアメリカなど6カ国と
EUが核合意を結んだ。
イランの核問題について
平和的解決に道筋をつけた
画期的な成果だった。
ところが、トランプ政権となり、
2018年5月、アメリカは、
イラン核合意から一方的に離脱。
イランへの圧力路線へ転換した。
更に、トランプ政権は、2019年7月、
対イラン「有志連合」の結成を呼び掛けるなど、
軍事的圧力を強め、緊張はさらに深刻化。
軍事力行使をエスカレートさせてきた。
そして…1月3日、
トランプ大統領の指示でアメリカ軍が、
イラクのバグダッド空港で、
イラン革命防衛隊ソレイマニ司令官を
空爆によって殺害してしまった。
大統領選を前に、力の誇示をしたかったのか?
しかし、これは、まさに、
国連憲章に違反した先制攻撃そのもの。
そして、イランによる報復が行われ、
アメリカ軍は多くの犠牲者を出した。
さて、こうした中、安倍政権は、
トランプ大統領の「有志連合」の呼びかけに応え、
中東沖への自衛隊の派兵を閣議決定…って
あかんやろ!?
そんな危険なところに自衛隊を派遣したら!
自分は中東訪問をやめたのに、自衛隊は派遣って…
日本はイランと友好関係を築いてきた。
アメリカに尻をたたかれ、
イランに遠慮し「調査・研究」という名での派遣だが、
そんなことより、日本がすべきことは、
イランにも米国にも
これ以上、武力行使をしないよう求めるべきでは?
今、世界中で、反対運動がわき起こっている。
第三次大戦にしてはならない。