三国の自殺の名所、東尋坊で
自殺をくいとめ生活保護につなげ、
生きることをサポートしている月光仮面。
彼から、「敦賀の図書館に置いてもらって」と
勧められた本「東尋坊」。
図書館にお願いしたら、すでに入ってて、
先に借りてる方がおられた。
順番が来て借りたのは良いけど、
なかなか忙しくて読めなくて、
ようやく読み終わり、返却した。
内容は、月光仮面や彼と一緒に東尋坊で
パトロールしてるみなさんのお話。
パトロールしてるみなさんも、かつて
自殺をしようとして月光仮面に助けられた方々。
生い立ちや東尋坊に来るまでの経緯など、
実話だけに重く苦しい。
憲法で保障されているハズの人権、権利が
尊重されない世界。
これでもか、というほどの負のスパイラル。
そして、「確実に死ねる」と言われる東尋坊に来て、
短気だけど、決して見放さない月光仮面に助けられ、
福井の地で、新しく人生をやり直していく…。
また、私もよく生活保護の申請のお手伝いをするが、
相談者が窓口に一人で行くと、
ローカルルールで追い返されてしまうことも。
支援者が同行し、正論で押し通すことも必要で、
この本の月光仮面と行政職員のやりとりは、
支援の初心者には、参考書にもなるんじゃないかな。
ぜひ、みなさん、図書館で借りてご一読を!