9日は、長崎に原爆が落とされた日です。
東京オリンピックの年に大阪で生まれましたが、
私の小学校卒業を機に、
父母の故郷である長崎県平戸市に家族で転居。
中学、高校時代は平戸で暮らしました。
8月9日は登校日で、原爆投下の時間に黙祷し
先生の被爆体験を聞きました。
高校の時は、被爆二世の先生が作った
夏休み限定の平和学習実行委員会に入り、
原爆のこと、戦争のことなど
テーマを考え、みんなで学習し、
9日の登校日に発表していました。
そんな事を思い出しながらテレビをつけると、
スガ首相の挨拶をしていました。
思わず、飛ばしたりしないか、ヒヤヒヤ…
ヒロシマでの挨拶のように
被爆者を傷つけつような挨拶をしないで欲しい、
と祈るような思いで見ました。
午後から、
念願の生活保護の議員研修が
今年初めてzoomで開催され、
松宮市議と一緒に事務所で視聴しました。
これまで何度か受講しましたが、
近年、会場が遠かったり、
予定が重なったりで行けてませんでした。
そして、昨年はコロナで開催されず…
zoomって本当にありがたい!
記念講演は、豊中市の社協の勝部麗子さん。
社協として、コロナ禍のもと、
困窮者の支援、孤立化を防ぐ取り組みなど
やっているお話をお聞きしました。
コロナ禍の当初、緊急小口資金について、
コロナ特例で借りやすい制度となり、
返済の免除もあるため給付に近いとの政府の説明があり
多くの困窮している方にすすめたが、
コロナ禍が長引き、緊急小口の次は、総合支援資金。
そして、その後、
総合支援資金の延長、総合支援資金の再貸付…と、
あらたな貸付制度を作り、多い方で200万円。
生活困窮者に、返済が必要な貸し付けを
延々とおこなう事について問題意識を持ち、
各地の社協にアンケートをしたところ、
多くの社協のみなさんが、
疑問に思っていることがわかった、と。
貸付でなく、給付にすべき、と話されていました。
ちなみに、今回、政府は、
新型コロナによる生活困窮者に
生活困窮者自立支援金を給付しますが、
総合支援資金の再貸付を利用した方に限定し
自営業者にもハローワークへ行き
求職活動をするよう押しつけるものです。
6月議会の予算の質疑で、私も問題にしましたが…
実際に、全国で、
総合支援資金の再貸付を利用した方の1割しか
申請されていないそうです。
また、社協はエッセンシャルワーカーとして
必要とされているが、非正規が多く、
「3月までは相談を受ける側、4月からは相談する側」と
いうこともあるとか。
敦賀でも、コロナでサロンが数ヶ月、中止となり、
退職した方が何人もおられます。
専門性を高めるためにも、安定した雇用が必要です。
それにしても…豊中の社協はすごい!
コロナ禍でも繋がれる取り組みとして、
返信ハガキの活用、おとな食堂…等々、
たいへん参考になりました。
講座「生活保護のQ&A」は、
知ってる内容多いですが、あらたな「目から鱗」も。
いくつか疑問に思っていることを質問し、
答えてもらえて良かったです。
今後の生活保護の相談で役立てたいと思います。