今日は議会最終日でした。
委員会に付託された議案の審査報告のあと、
討論、採決をおこないました。
日本共産党議員団として、
3つの議案に反対討論をしました。
また、4つの請願と1つの陳情が
委員会で不採択となったことに反対、
すなわち、請願、陳情に賛成の討論をしました。
まず…補正予算の反対の主な理由は…
★個人番号カード普及推進事業費162.4万円
マイナンバー制度は、国民一人一人に番号をつけ、
個人の収入や資産などの情報とともに
社会保障、税などの情報を国が一元管理するもの。
医療、介護、福祉などの給付を削減し、
国の財政負担や大企業の税金、保険料の負担を
軽減するのがもともとの狙い。
また、政府は、デジタル改革によって、
マイナンバーにあらゆるデータをひも付けし、
民間の利活用を広げることを計画している。
そのためには、ICチップを埋め込んだ
マイナンバーカードの普及が必要で、
政府は、特典をつけて普及しようとしているが、
現在、普及率は6月1日現在で44.7%。
そこで政府は、持たざるを得ない状況にするため、
健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに
統一すると言い出した。←強制しないハズでは?💢
2020年に可決された「スーパーシティー法」は、
国が国民のあらゆる情報をまるごと管理し、
超監視社会をめざすもの。
趣味嗜好、交友関係、思想信条などの
プライバシー情報がひも付けされ、
権力や企業にプロファイリングされ、
人格まで掌握されるようになる。
日本は、個人情報の権利を守る法律が不十分なうえ、
警察や公安への情報提供が認められており、
国家権力による国民監視体制づくりに
繋がるのではないかとの懸念の声もある。
★食文化ストーリー創出・発信事業費161.8万円
当初予算で、文化庁の補助事業として
食文化ストーリー創出・発信事業費1231.7万円が
計上された。
敦賀の伝統産業であるおぼろ昆布加工技術について、
その文化財的価値を調査するとともに、
保護継承に向けた取り組みや情報発信を実施するもので
その内、129.8万円は10月にフランスで開催される
北前船寄港地フォーラムinパリに市長や文化振興課、
観光課の職員など4人が参加する旅費。
おぼろ昆布加工技術を普及する事業なのに、
なぜ、所管が産業経済部ではく教育委員会なのか、
なぜ、文化庁の補助事業で
フランスへおぼろ昆布のPR活動に行くのか、
疑問に思っていた。
今回、北前船寄港地フォーラムinパリに
議長も参加するとのことで
議長と随行者の旅費など約161.8万円が追加で計上。
財源は全額、市民の税金。
しかも、パリの後、アメリカ、カナダを訪問し、
「人道の港敦賀」にゆかりの深いネットワークの拡充、
アフターコロナを見すえ誘客促進を図るということで、
人道の港敦賀事業費940.9万円を追加で計上。
財源は全額、市民の税金。
本当に行く必要があるのか疑問であり、
消費税10%増税に加え、コロナ禍、そして物価高騰と
市民の暮らしが大変な中、
市民の貴重な税金は、1円のムダもなく、
市民の暮らしを支援する事業に使うべき。
しかも、コロナ禍は収束していない。
サル痘という感染症が欧米を中心に報告されている。
なぜ、わざわざこの時期に行くのか疑問。
★子育て世帯「ふく割」クーポン発行経費59.9万円
事業ついて反対ではない、賛成だが、
18歳未満とする基準が9月1日であり、
同じ高校3年生を持つ世帯でも、
対象から外れる世帯と対象となる世帯がある。
現在の高校三年生の子どもがいる家庭が
すべて対象となるよう基準を見直すよう
福井県に求めるべき。
次に、知育・啓発施設について…
知育・啓発施設の内装及び造作一式を、
敦賀駅西地区の開発事業を担う敦賀駅西口PJから
2億7962万円で購入する議案と、
知育・啓発施設で販売する書籍3万1008冊を、
丸善雄松堂・編集工学研究所共同企業体から
6105万7700円で購入する議案の2件について
一括で討論しました。
駅西地区の「ツルガ ポルト スクエア オッタ」に、
敦賀市が公共施設として整備する
知育・啓発施設「ちえなみき」について、
スマホやタブレットで読書もでき、
町の書店が消えていく時代に、
あえて、紙の本をメインにした施設を
駅前に公共施設として整備することに、
本が好きな市民からは期待の声が寄せられている。
しかも、本屋でもない、図書館でもない
というコンセプトで、売れる本でなく、売りたい本、
専門書を数多く取り揃えるとのこと。
これをきっかけに、
本を好きになる人が増えると良いと思うし、
駅の交流施設オルパークで勉強する高校生がいるが、
彼らのような本が好きな市民の新たな居場所となり、
市民の選択肢が増えることについて期待もある。
だが…
敦賀駅西口PJも丸善雄松堂も編集工学研究所も、
東京に本社がある大企業。
民間企業が自ら投資して敦賀市に進出するなら
手放しで喜べるが、
敦賀市の公共施設としては、あまりに多額の投資。
開所にあたって、
整備費として、敦賀駅西口PJに約3億円
財源が国庫補助と言うものの支払い、
販売する書籍の購入費用7722万円を(←追加あり)
丸善雄松堂・編集工学研究所共同企業体に支払う。
完成したら、
毎年、5000万円の賃借料を敦賀駅西口PJに支払い、
毎年、4000万円の指定管理料を
丸善雄松堂・編集工学研究所共同企業体に支払う。
駅西地区の立体駐車場の納付金、
開発業者の定期借地料、固定資産税が入ってくるため、
差し引きすると、知育・啓発施設としての
敦賀市の毎年の持ち出しは2500万円だが…
今年度、市民温泉リラポートが再開し、
指定管理料として1億3743万円計上されており、
このような負担が積み重なり、
今後、福祉、教育の予算が削減されるのではないか
との危惧もあり、賛成できない。
松宮市議は、水道事業会計について、
5年前、窓口業務を民間委託しましたが、
今後5年間の契約において委託事業を増やし、
5億6374.5万円とする債務負担行為について
反対討論をしました。
民間委託され、滞納者への対応が厳しくなり、
生活相談が増えました。
また、どんどん委託を増やす、ということは
行政としての公的責任を後退させるものです。
あらたな問題がおきないか、懸念されます。
そして…請願、陳情について
日本共産党議員団の私や松宮市議が
紹介議員となった請願は4件。
4件とも、不採択になったので、
松宮市議と討論を分けました。
私は、保育とインボイスの請願と
ケア労働の陳情について
不採択とする委員長報告に反対、
すなわち、請願、陳情に賛成の討論をしました。
松宮市議は、核兵器禁止条約への参加等求める
意見書提出に関する請願、
水田活用の直接支払い交付金の見直しについて
中止を求める請願について
不採択とする委員長報告に反対、
すなわち、請願に賛成の討論をしました。
請願を摘出した団体の皆さんが傍聴に来られました。
心強く、張り切って討論をしました。
残念ながら…
保育士の処遇改善求める請願も、
核兵器廃絶求める請願も、
インボイスの中止を求める請願も、
水田活用の交付金の見直しの中止を求め請願も、
ケア労働者の大幅賃上げを求める陳情も、
みんなみんな不採択に😓
でも、保育士の処遇改善の請願では、賛成が5人も。
画期的です✨
さぁ、次は、参議院議員に専念しなくては❣️
アイスコーヒーを飲んで、クールダウンしてから、
号外を配布しながら、後援会訪問をしました。
暑くて、汗が吹き出て…
でも、話に花が咲き、なかなか次に進めない💧
選挙が終わる前に訪問を終えなくては←当たり前😖💨