2023年05月11日

議員研修で勉強しました(その1)

今日は、Zoomで議員研修を受講しました。


中山徹氏(奈良女子大学教授)による

「統一地方選挙の結果と自治体政策の課題」です。


要約すると…


2019年と2023年の選挙結果を比較して

全国的に、維新は大幅に増。


一方、自民党、日本共産党、社民、

国民民主はマイナス。


大阪府議会議員選挙で見ると…


維新が多数を占めているが、

その要因に、

維新の「身を切る改革」による定数削減で

1人区、2人区が増えたことがあげられる。


3人区では、共産、立民が当選しているが、

1人区、2人区では、維新、自民、公明が

議席を占めている。


これまで、維新と公明は1人区、2人区で調整し

公明も2人区で8議席を確保していたが、

今回、維新の会が議席を多数占めたことで、

維新は、公明との調整をしないことを表明。


もし、調整がなければ、

公明は9議席減で、維新が11議席増となる。


このことから、

@維新が議席を確保することで、

最初に議席を減らすのは、

共産、国民、無所属等。


A維新が議席を増やすことで、

共産、国民、無所属は議席を更に減らし、

自民も議席を減らし始める。


B維新が多数を占め、

「身を切る改革」をすすめることで

定数削減により1人区、2人区が増え、

自民が議席を大幅に減らす。


地方政治が動く条件は、投票率の上昇。


中でも女性、若者の当量率の上昇。


地方政治を変えるための3要件は、

@政策:どうすれば変えることができるのか

A主体:どのような政治勢力が伸びれば、

    新たな政策が実行できるのか

B方法:政策と主体を女性、若者にどう伝えるか


30代の女性は今後も長期的に減り続ける。


直ちに真剣に少子化対策に取り組む必要がある。


学校や保育園の統廃合は、

子どもが減っても、基準を改善せず、

財政負担を削減するという考え方。


少子化にともない学校や保育所を統廃合すると、

建設費、移築費など多額の財政負担が増えるが、

統廃合しなければ、財政負担を増やさずに

少人数学級や保育士の配置基準の改善ができる。


地域を変えるのは、地域の人。


そのため、地方議員の果たす役割は大きい…等々。



なるほど〜と、目からウロコ。


共産党の議席が減っている原因として、

1人区や2人区が増えているとの説明には納得。


国政選挙でも、

1位しか当選できない小選挙区制が

導入されて以降、

どんなに日本共産党が

得票数、得票率を伸ばしても

議席を得ることが難しくなりました。


共産党に限らず、いろんな考えの候補者が

当選できなくなっています。


そのため、野党共闘が重要なカギだと

感じました。


IMG_3831.JPG


久しぶりの議員研修で脳が疲れたので、

昨日、買った生もっちプリンを食べました。


美味しかったですが…量が多い💧


小瓶だったら良いのになぁ〜


posted by きよこ at 23:00| 福井 | 日記2020.1〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする