今日は、福井市で、
治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の
総会と映画会でした。
戦前、治安維持法によって、
侵略戦争反対、主権在民、男女平等をかかげた
日本共産党員を始め、平和を願う多くの方々が、
非国民、国賊として検挙され拷問を受けました。
逮捕者 数十万人、送検 75,681人、
虐殺90人、拷問などによる獄死 1,600人余、
実刑 5,162人…
この中には、福井県の関係者100人超が
含まれています。
蟹工船で有名な小林多喜二も、
検挙されたその日に、拷問で殺されました。
中には、働く労働者の絵を描いただけ、
作文を子どもに書かせただけ、という人も…
疑わしい者には何でもありで、
虫けらのように扱われた時代があったんです。
ところが、戦後、日本政府は、
関係書類をすべて燃やし、
謝罪どころか、事実を認めていません。
そこで、治賠同盟は、
事実を認め、謝罪し、国として賠償を!
2度と同じ道を繰り返さないで!と求め、
運動をしています。
今の日本の政治は、「特定機密保護法」、
「共謀罪法」などなど、
戦前と同じような法律を成立させ、
安保関連法で、アメリカと一緒に武器を持って
地球の裏側の戦場まで行けるようにし、
安保関連三法によって、軍事費を増やし、
軍需産業の支援までしようとしています。
後は憲法9条を変えるだけ…
絶対に、認める訳にはいきません!
署名運動をがんばらなくては!
総会の後、小林多喜二の映画を見ました。
私は、小学生の5年か6年の頃、
多喜二役を山本学さんがやっている
小林多喜二の映画を見ました。
小学生なので、よく分からなかったですが…
拷問シーンが怖いし悲しいし…辛い映画でした。
高校の時、小林多喜二が書いた
「党生活者」を読んで、感動して涙が出ました。
今日の映画は、ドキュメンタリーでしたが、
涙、涙…で、目がはれてしまいました。
最後のシーンで、多喜二の隣人が、
「多喜二さんをあんなめにあわせて殺して、
どうして誰も罪に問われないの?」と。
まったくです。
どうか、過去の過ちを認め、謝罪してください。
そして、同じ過ちを繰り返さないでください。