2024年03月23日

パレスチナ問題の学習会

今日は、永平寺町まで、

パレスチナ問題の学習会へ。


主催は、永平寺の九条の会です。


イスラエルとパレスチナ…難しいですが、

勉強したいと思い、参加しました。


「パレスチナ問題はこうして始まった」

と題した記録映像を見た後に、

パワーポイントを使ったお話しをお聞きしました。


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イスラエルとパレスチナの問題は、

宗教問題もありますが、

それだけではなく、

イギリスの植民地支配の歴史や

金融機関などの利害関係も絡んでいるようです。


かつて、パレスチナに住んでいた人たちは、

宗教を問わずアラブ人と呼ばれ、

言語、食習慣、衣装など、

独自の文化があったそうです。


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↑ 上から、ムスリム(イスラム教)、

キリスト教、ユダヤ教


ところが、第一次大戦のころ、イギリスが登場。


アラブの国家を作りたかったアラブ人、

ヨーロッパで迫害を受け自分の国を作りたいと

考えたユダヤのシオニスト、

更に、フランスやロシアを利用し、

この地を自分のものにしようとしました。


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↑ イギリスの3枚舌外交


アラブ人は、

イギリスの占領軍とユダヤ人の入植者に対して

反乱を起こしますが、

英国は圧倒的な軍事力でこれを鎮圧。


でも、反乱は続きます。


そこで、イギリスは、

ユダヤ人の民兵組織に武器を提供します。


そして、収拾がつかなくなって、

イギリスは、国連に丸投げ。


ところが、1947年の国連の分割決議は、

不当なもので…


アラブ系住民が130万人で

入植者も含めたユダヤ人が63万人。


なのに、52%の、しかも肥沃な土地を

ユダヤ人に割り当てたそうです。


当時、国連の中でも、

分割決議に反対する国が多かったそうですが、

アメリカの強権的な工作によって、

決議されてしまいました。


当然、アラブ系の住民は分割案に反発し、

内戦がおきました。


イギリスは1948年5月に

パレスチナの統治をやめると宣言。


そして、その後、更に、

ユダヤのシオニスト民兵は、

500以上の村を襲撃し、

75万人ものアラブ人を強制的に追い出しました。


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1946年→国連の分割決議→現在

白がイスラエル、茶がパレスチナ


イスラエルの主張は、

「テロリストから自衛するため闘っている」

と言うものですが…


エズラ・ヤチン(イスラエル国防軍)

「やつらの家族やこどもたちを全滅させる。

あの動物たちをこれ以上いかしてはおけない」


など、パレスチナ人を人とも思わず、

根絶やしにしようとしていることはあきらかです。


イスラエル人が建国記念日にお祝いをするとき、

同じ日にパレスチナ人は、

奪われた家を象徴する鍵のシンボルを掲げ、

帰還を祈りながら抗議活動を行うそうです。


詳しくは、こちらをどうぞ→



さて、その後の意見交換の中で出された意見で…


なぜ、国連は、動かないのか?


アメリカだけでなく、ヨーロッパの国々が、

ユダヤ人を迫害したことに負い目があり、

イスラエル側についている、と。


では、私たちにできることは何か?


知ること、そして周りに知らせること、

寄附やイスラエルの軍事費の資金源を断つこと。


学習会では触れられませんでしたが、

国会で、日本共産党の山添拓参議院議員の追及で、

自衛隊が、イスラエル製の攻撃型ドローンの

導入を計画していることがあきらかに…


そんなこと、即刻、中止すべきです。


また、日本はこの間、

戦争への準備を着々と進めていますが…


ロシアのウクライナ侵略しかり、

イスラエルのガザ攻撃しかり、

戦争になれば、多くの人々が犠牲になること、

そして一度始まった戦争は、

誰もとめることができことはあきらか。


今、日本の戦争の足かせとなっている

憲法9条を守ることが、

平和を守ることに繋がります。


ぜひ、敦賀でも、パレスチナ問題について

学習会をしたいと思いながら帰りました。


posted by きよこ at 23:00| 福井 ☁| 日記2020.1〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地域共生社会推進セミナー

今日は、第2回地域共生社会推進セミナーが

あいあいプラザで開催されました。


まず、敦賀市の地域共生社会推進室係長が、

敦賀市の地域共生社会推進の取り組みについて説明。


次に、敦賀温泉病院の玉井先生と、

子ども食堂青空の中村さん、

はあとぽーとさくらヶ丘の生活支援員さんの

事例発表があり…


最後にパネルディスカッションが行われました。


玉井先生のお話は、

昔は、認知症が重度になって受診してきたが、

今では、ハードルが低くなり、

軽度の方が早めに来られるようになった、

とのこと。


認知症は重症になってからでは

治療はできない。


65才、70才…とチェックする必要がある。


はあとぽーとさくらヶ丘の山本さんは、

課題として、障がいを持つ親の介護、

親亡き後の暮らしがあり、

地域住民が事情を把握して、

我がこととして、行動して欲しい、と。


中村さんは、

「こうあるべき」という家族像の押しつけ、

圧力を感じる子育て家庭が多い。


生活基盤がととのっていない家庭もあるので

寄り添って欲しい。


自立とは、困った時に人に頼れることであり、

それを大人が子どもに見せて欲しい。


子どもと向き合いながら、

子育て家庭も、高齢者も障害者も

暮らしやすいまちにして欲しい、と。


…などなど、みなさんのお話しから

いろんなことを学ばせて頂きました。


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夕方、酒屋さんへ。


じゃ〜ん! 敦賀のお酒「月きよし」


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敦賀地酒復活プロジェクトで生まれた

待望の敦賀の地酒です。


さわやか?というか、

すっきりとしたお酒でした。


みまさまも、ぜひ、どうぞ!


posted by きよこ at 23:00| 福井 ☁| 日記2020.1〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする