今日、5月3日は、
日本国憲法が施行された記念日です。
まず、午前中は、毎月3日恒例の、
「平和憲法を守りいかそう!」の
スタンディングがありました。
今年で9年目を迎えています。
いつもは午後1時からですが…
今日は午後から福井で憲法集会があるため、
11時から行われました。
午後は、車を乗り合わせ、福井のアオッサへ。
「憲法を守り育てる集会」に参加しました。
今年の講演は、
鈴木宣弘・東京大学大学院特任教授による
「食と農から考える憲法9条」です。
お話しの内容は以下の通りです(要約)。
中国やインドでは人口が増え、
食料需要が高まり、食料生産が追いつかず、
飢餓状態に陥っている人が多い。
ウクライナ情勢もあり、
世界中で食料が不足している。
日本は自給率が低く、
世界でアメリカを抜いて、
飢餓、栄養不足が多い国になった。
このままでは、
2年間、輸入がストップされると
7000万人の日本人が餓死すると言われている。
食料は命の問題であり、安全保障の問題。
武器は、人の命を奪うもの、
食料は、人の命を救うもの。
餓えてからでは遅い。
アメリカの武器を買うのではなく、
食料の自給率向上のために使うべき。
お米がいちばんの安全保障。
アメリカでは、コメを1俵4000円で売っても、
差額の12000円を100%政府が補填している。
ところが、日本では、
補助金を出してまで、田んぼ潰そうとしている。
東京は食糧自給率はゼロ。
福井県などの農家が命を守っている。
今、頑張っている農家を応援すべき。
世界中で、食料問題ではデモが起き、
消費者も応援している。
日本の米農家の自給は10円。
日本も怒って良いのでは?
地域経済は、
一次産業をベースに成り立っており、
運命共同体。
ネットワークを強化するすることが重要。
輸入は止められないし、関税もあげられない。
地元の安全なものを食べることで
農家を応援することになる。
安いものには、安い訳がある。
アメリカは、
日本に輸出する大豆やトウモロコシに
除草剤のラウンドアップをかけている。
家畜の餌としているが、
実際には、日本人の食料になっている。
アメリカでは、EUと自国向けには
成長ホルモンを投与しない
ホルモンフリーの牛を飼育しているが
日本向けにはホルモン牛。
オーストラリアも一緒。
成長ホルモンは発がん性がある。
遺伝子組み換えの表示が、
アメリカの圧力によって禁止され、
表示が出来なくなった。
ゲノム編集された食料も、表示されず、
日本の子どもを実験台として食べさせている。
給食でやられたことは、給食で取り返す。
給食の食材を公共調達することが重要。
有機野菜やオーガニックの食材で
学校給食を作ってだしている自治体では、
移住者が増えている。
遺伝子組み換え、ゲノム編集など、
表示が無くされたが、
表示なくても安心して食べられるのが
地域の食材。
日本のほとんどのパンは輸入小麦で作られ、
農薬であるグリホサートが出てくる。
ネズミにグリホサートそ微量に与えた実験では、
子どもまでは影響ないが、
孫、ひ孫に異常行動が見られた。
子ども達に、安全な食べ物を食べさせるのは、
親、大人の使命。
生産者と消費者が支え合うことで
強い農業になる。
農家が頑張ってる事が、希望の光。
江戸時代は日本が世界をリードしていた。
江戸時代の循環農法は素晴らしかった。
子どもたちの未来を明るくして…等々。
お話しがとても上手で、
所々で笑いがおきました。
パワポの資料150数ページをいただいたので、
もう一度、見ながら復習したいと思います。
そして、食糧自給率、安全な食料問題など、
今後の活動にいかしていきたいです。