2024年08月18日

映画「ガーダ パレスチナの詩」

18日は、みんなで車を乗り合わせて

映画「ガーダ パレスチナの詩」を観に、

小浜市へ。


古居みづえさんの初めての監督作品で…


1993年、難民キャンプ出身のガーダと出会い、

ガーダが23歳から35歳までの12年間を撮り続け、

2006年に「ガーダ パレスチナの詩」として

上映されたものです。


IMG_5535.JPG


あらすじを紹介すると…


パレスチナ女性ガーダは、

ガザ地区難民キャンプで生まれ育った。


イスラムの古い慣習が残っている中で、

自立心の強いガーダは伝統的な結婚式を拒否し、

今までのやり方にこだわる母親や友人、

婚約者の母親とぶつかっていく。


1996年、ガーダは最初の子ガイダを出産し、

女性として新しい生き方を貫いていく。


ところが…2000年、第二次抵抗運動が始まる。


親戚の13才の男の子が、

イスラエル軍から銃で撃たれ、亡くなってしまう。


そして、ガーダは、伝統を守ることが必要、と

1948年に、イスラエルによって

土地を奪われる前の暮らしを聞く旅を始める…

というものです。


この間、2回観たパレスチナの映画は、

侵略の歴史など、学習教材のようなもので

大変、勉強になりましたが…


今回の映画は、1人の女性を通じて

パレスチナを知ることができるものでした。


イスラエル軍からの銃声や爆音が響く中、

息を潜めて暮らす人々…


子ども達も建物の影で遊び、

撃たれる心配から、道を歩けない…


ストレスで病気になる人も。


でも…

これは2005年までに撮影されたもの。


今、もっと酷い状況です。


映画を観ながら、ガーダは?


この子ども達は、今頃どうしているの?


元気に暮らしているだろうか、と

胸が痛みました。


また、攻撃を受けながらも、

故郷を思い、明るく歌う難民のみなさん…


故郷や暮らしを奪われても、

心までは奪われない、と感じました。


パレスチナのおばあちゃんたちが、

「アメリカが悪い」と口々に言われていたのも

印象的でした。


これからも、パレスチナに

心を寄せ続けたいと思います。


posted by きよこ at 23:00| 福井 ☀| 日記2020.1〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする