10月30日、11月1日の一泊二日で、東京へ。
「第14回全国原子力発電所立地議会サミット」に
参加しました。
品川プリンスホテルの大きな会場に
全国の原発立地自治体の議員が集結。
来賓のあいさつで、
全国原子力発電所所在市町村協議会副会長の
柏崎市長の櫻井雅治さん。
実は、櫻井さんは、
かつて市議をされていて、
サミット開催の言い出しっぺの1人だそうで…
サミットはいつからやってるのか、
何のタメにやるのか、という
私の疑問にこたえるような挨拶でした。
サミットは28年前の平成8年に
立地自治体の議員として、
原発に賛成、反対、それぞれ考えはあるが、
共有すること、異なることなど、
意見を交わし合う場を作ろうと、
立地自治体の市町村議長会を設立し、
27年前からサミットを開催することになった、と。
議会は議論する場であり、
激しい議論が日本国民を安心させる、
多いに議論を交わして下さい、と。
なるほど、そういうことか〜と。
その後、経済産業省の大臣官房の
佐々木雅人氏による基調講演
「エネルギー・原子力政策について」の後、
5つの分科会に分かれ、話し合いました。
私は「原子力防災体制と避難計画」の分科会です。
今回は、新しい取り組みとして、
分科会では、更に、
3つのグループに分かれました。
前回、ヤジが飛び交って、
しんどくなる場面もありましたが…
ルールとして、
違う意見について批判しないこと、
地域の特色、市町の工夫について話し合う、
とのことで…
今回は、ヤジのない、交流の場となりました。
能登地震を体験された志賀町の議員さんは…
地震の時、パニックになった。
自治体からの情報も、原発の情報もなく、
メディアの方が早かった。
その後、自治体の公式ラインが
役に立ったそうです。
また、道路が寸断され、逃げられない、
ヘリポートまでも行けない、
海は荒れて、船が出ない、
避難することになっていた防御施設は
キャパを超え、
計画と現状はミスマッチだった、とのこと。
楢葉町の議員さんは…
フクシマ原発事故の時、全町避難となり、
解除されても人が戻らず、
高齢化が進んだそうです。
要支援者が多いため、リストアップして、
誰が誰の救助をするか、
町主導でマッチングさせているそうで…
現在、7〜8割まで、できたそうです。
六ヶ所村では、避難道が一本しかなく、
ハザードマップでは、
その避難道が浸水することが分かっているそうで…
国に避難道の整備を求めているそうです。
伊方町の議員さんは…
伊方原発は、細長い半島のほぼ根元に原発があり、
北も南も西も海で避難ができないため、
「愛媛方式」というのがあって、
原発の情報は、どんな軽微なものでも、
リアルタイムで報告されるようになっている、
とのこと。
ただ、愛媛県は、避難訓練をやらないため、
村主催で避難訓練をしているそうです。
共通の課題として、避難道の整備があげられ、
国に要望することが話し合われました。
また、志賀町では、
ヨウ素剤の事前配布がないそうで…
私の提案で、国としてヨウ素剤の配布について
明確にするよう求めることに。
今回、得るものが大きいサミットでした。
さて、サミット終了後、
その場で解散となったので、
何かないかとインスタを見たら…
私がインスタでフォローしていた
小さなおうちを作るクリエイターさんが、
吉祥寺でふたり展をされていることを知り…
一度、生で見たいと思っていたので、
嬉しくて、吉祥寺へ。
「くま吉とちびはうすの世界」
目当てはちびはうすでしたが、
くま吉さんのちいさな生き物の作品も
すてきでしたv
この日は、販売は無いとのことで、残念💧
代わりに、写真を撮りまくり…
クリエイターさんとお話しもできて
良かったですv
行くときは、気が重かったですが、
サミット含め、有意義な東京行きでした。