原発のない新しい福井へ」が
フェニックスプラザで開催されました。
嶺南からは、目標を超える参加で
集会成功に貢献できて良かったです。
特別講演は、小林 昭三新潟大学名誉教授の
「原発利益共同体による原発神話推進教育の
偽実態と巻原発住民投票勝利の史的教訓」

30キロ圏内は屋内退避と言うが、
再稼働して、大地震がきて、
原発で事故が起きれば、国の責任。
地震の4分の1が日本で起きている。
第7次エネルギー基本計画で、
「資源に乏しい」が枕詞だが、
豊富な資源を使ってないだけ。
日本原子力学会などにより
原発安全神話教育がおこなわれてきた。
世界でも異常。
超大型震災下の原発事故では、
安全な避難計画はどこにも存在しない…等々。
記念講演は、長沢啓行大阪府立大学名誉教授の
「使用済燃料対策ロードマップ見直しと乾式貯蔵」

六カ所再処理工場では現在、
安全性向上対策工事が進められているけど…
工事は順調にすすんでいない。
基準地震動が450ガルから700ガルに見直され
耐震補強工事が必要なのに…
本格稼働前の試験(アクティブ試験)で
高濃度の放射能に汚染されているため、
人が近づくことができず、
耐震補強工事ができない。
工事ができなければ、
審査ができず、延期になる可能性が高い。
また、日本は、
余剰プルトニウムを持たないことを
国際原子力機関に約束しているため、
余剰プルトニウムの消費が必要だが、
原発を動かせば、プルトニウムが発生する。
1年間で発生するプルトニウムは6.6トン。
令和5年度現在、
日本が持っているプルトニウムは、
国内に8.6トン、
イギリスに22トン、フランスに14トン。
プルトニウムを消費するため、
ウランにプルトニウムを混ぜたMOX燃料で
原発を発電させて(プルサーマル発電)
プルトニウムを消費する計画だが…
日本でプルサーマル発電をしているのは
関西電力高浜3、4号機、
九州電力の玄海3号機、
四国電力の伊方3号機。
プルサーマル発電で消費した
プルトニウムは10数年でわずか5.7トン。
1年間で発生するプルトニウムの
10分の1しか消費できない。
また、関電は、
燃焼度を引き上げた
高燃焼度燃料を使っているが、
高燃焼度燃料の使用済み燃料は、
六ヶ所再処理工場で処理できない。
MOX燃料の使用済燃料も、
六ヶ所再処理工場で処理できない。
そのため、どこへも持って行けない
使用済み燃料のが増えている。
問題は解決できていないのに、
実効性があるかのようなロードマップ。
六ヶ所村再処理工場が10%動いても、
2033年から34年には止まる。
イギリスは、プルサーマルせず、
地中処分する方向に転換した…等々。
大変、勉強になりました。
また、集会でのオカリナ演奏と
歌声のステージには、涙があふれました。
坂村真民という、仏教詩人の詩に、
福井の歌声のみなさんが曲をつけたもので…
「あとからくる者のために」
♪あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ
あとからくる者のために
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みなそれぞれ
自分で出来る何かをしてゆくのだ♪
私利私欲ではなく、損得でもなく、
子どもや孫たち、未来の子ども達のために、
ただ、ひたすらがんばってる、
私たちの歌やなぁ〜😃💧
しんどいことはいっぱいあるけど、
また、明日から、がんばろうと思いました。
集会の様子は、YouTubeで見れます。
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