27日土曜日は、敦賀のあいあいプラザで、
つるがCAP主催の講演会がありました。
「性犯罪被害にあうということ」(朝日新聞出版)の著者、
小林美佳さん(東京在住)のお話です。
あいあいプラザのホールかと思いきや、和室の小部屋…。
30人ほどの女性の参加で、あたたかい雰囲気の中、開かれました。
性犯罪…被害に遭われた方は、泣き寝入りしてしまうことが多く、
あまり表沙汰にはなりませんが、全国各地でおこっている犯罪です。
被害者は決して悪くないのに、「自分は汚れた人間」と卑下してしまい、
心に深い傷を負ったまま、暮らして行かなくてはならないのはとても辛いことです。
小林さんは、性犯罪の被害に遭われた当初、
親にも友だちにも言えず、苦しい思いをされました。
そして、ネットを通じて知り合った被害者のみなさんと話をするうちに、
癒されていったそうです。
その後、体験を話す機会があり、「性犯罪被害にあうということ」(朝日新聞出版)という本も出版。
現在は、性犯罪被害者支援活動に取り組み、全国各地で講演をしています。
小林さんのお話の後、いろんな感想や質問が出されましたが、
その中で、「被害者にとって一番必要なのは、理解してくれる人」とのこと。
自分は、理解を頭でなく本当に心で出来るのか…考えさせられました。
また、未だに、女性が、男性の性の道具として扱われることが、
当然視されている…この風潮を変えていくのは女性しかない…。
とても簡単にはできない大きな問題だけれど、
絶対に必要なことだと思いました。
小林美佳さんの二冊目の本「性犯罪被害とたたかうということ」を買いました。
がんばって読んでみたいと思います。