2010年11月28日

「性犯罪被害にあうということ」小林美佳さんの講演

27日土曜日は、敦賀のあいあいプラザで、

つるがCAP主催の講演会がありました。

 

「性犯罪被害にあうということ」(朝日新聞出版)の著者、

小林美佳さん(東京在住)のお話です。

 

あいあいプラザのホールかと思いきや、和室の小部屋…。

30人ほどの女性の参加で、あたたかい雰囲気の中、開かれました。

 

性犯罪…被害に遭われた方は、泣き寝入りしてしまうことが多く、

あまり表沙汰にはなりませんが、全国各地でおこっている犯罪です。

被害者は決して悪くないのに、「自分は汚れた人間」と卑下してしまい、

心に深い傷を負ったまま、暮らして行かなくてはならないのはとても辛いことです。

 

小林さんは、性犯罪の被害に遭われた当初、

親にも友だちにも言えず、苦しい思いをされました。

そして、ネットを通じて知り合った被害者のみなさんと話をするうちに、

癒されていったそうです。

その後、体験を話す機会があり、「性犯罪被害にあうということ」(朝日新聞出版)という本も出版。

現在は、性犯罪被害者支援活動に取り組み、全国各地で講演をしています。

 

小林さんのお話の後、いろんな感想や質問が出されましたが、

その中で、「被害者にとって一番必要なのは、理解してくれる人」とのこと。

自分は、理解を頭でなく本当に心で出来るのか…考えさせられました。


また、未だに、女性が、男性の性の道具として扱われることが、

当然視されている…この風潮を変えていくのは女性しかない…。

とても簡単にはできない大きな問題だけれど、

絶対に必要なことだと思いました。

 

小林美佳さんの二冊目の本「性犯罪被害とたたかうということ」を買いました。

がんばって読んでみたいと思います。

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posted by きよこ at 23:19| 日記2010.10〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする