日本原電敦賀2号機で、放射性ガスが漏れました。
環境への影響はない…とのこと。
「環境への影響はない」何度、聞くことか…。
この広い空の下、たくさんの空気の中に高レベルの放射能が漏れたとして、
よっぽど福島原発事故クラスじゃないと、薄まって「影響ない」程度になるでしょうけど、絶対にあってはならないことです
「環境に影響はない」という言葉で、放射能漏れに慣れっこになってはいけない
「危険なことは許さない」その感覚は絶対に忘れたらアカン…と自分を戒めながら、記事を読むようにしています。
それにしても、原発問題、何度勉強しても難しい…
幸い、私の夫が昔、原発労働者で、結婚して敦賀に住むことになったのも、
夫が「原発の危険から住民の安全を守る為に闘いたい」と言ったから…。
今、原発問題住民運動全国連絡センターの福井県の代表委員をしていて、県内外で原発問題の学習会の講師でひっぱりだこ…。
その夫に、根掘り葉掘りしつこく聞いて、教えてもらえるのでありがたいです。
さて、今回は、原子炉の燃料が破損して、放射能のガスが発生してしまい、一次冷却水のなかにガスが混じってしまった。
その一次冷却水の中のガスを集めて放射能のレベルを下げる装置や分析装置などがある補機室が、原子炉格納容器の外にある。
補機室は、通常、人が出入りするため、24時間換気している。
そして、分析装置のバルブが開けっ放しになっていたか、配管が壊れていたかで、放射性ガスが補機室に漏れ出てしまい、そのまま換気口から排気口を通じて放射性ガスが漏れ出てしまった…。
その時、補機室に人がいたら、被曝してしまった可能性もあるが、そのことはプレス発表ではふれられていない。
ちょうど、13日に、原発の安全性を求める嶺南連絡会として、福島原発の事故を受け、日本原電など各電力会社に申し入れに行くことになっているので、その時、この問題も取り上げたいと思います。