2011年08月30日
敦賀短大等調査特別委員会がありました
今日は、午前中は、福井県女性議員の会の事務仕事に専念しました。
午後は、1時半から敦賀市議会の「敦賀短大等調査特別委員会」がありました。
まず、「公立大学法人敦賀短期大学設置委員会」の交野好子委員長より、敦賀短大と看護専門学校を廃校にし、看護学部のみの四年制大学を設立することについて説明をお聞きしました。
委員会の委員長を引き受けたとき、「四年制でなく何故、短大なのか?」と疑問に思い、看護の専門の短大にした場合、後に非難を受けるのではないかと思った、短大について調べたら四年制しか選択の余地が無かったとのこと。
少子化の時代で多くの大学で定員割れとなっている中、看護学部を新設する大学が多く、看護学部の大学にしたとしても、教員や学生の確保が難しいとのお話もありました。
私は「説明を聞いても、看護師の育成が四年制大学でなければならないとは思えなかったが…」とお聞きすると、「大学に入ってくる生徒は専門学校の生徒に比べ基礎学力が高い」「教育環境が専門学校より大学の方が整っている」「四年間で研究思考がトレーニングされている」と…市の職員では言いにくい回答をずばりと言われました。
また、「今後、有名私学でも看護学部を新設する動きがある中で、教員や学生が原発立地の敦賀市の看護大学を選ぶとは思えないが…」とお聞きすると、「私学の中では、看護学部を新設しても定員割れする大学もあるが、学費が安い、安定しているということは公立の強みである。しかし、そこにあぐらをかいていては生徒は減っていく。いかに努力できるかどうかが問われている」との回答でした。
後半は、議員のみで今後の調査について検討し、次回、敦賀病院長に説明をお聞きすることが決まりました。
さてさて…大学関係の議案が上程されるのは12月議会だとかで、それまでに会派としての結論を出さなくてはなりません。
納得いく結論が出せるまで、もうしばらく、調査研究を続けていきたいと思います。