2011年12月10日
福島からの訴え…武藤類子さんの講演
今日(12/10)、男女共同参画センターで、ハイロアクション福島の武藤類子さんの講演「福島からの訴え」(原発反対県民会議主催)がありました。
武藤類子さんは、「9.19さよなら原発5万人集会」(←実際は6万人集まった)で、みなさんの前でお話をされた方です。
チェルノブイリ事故をきっかけに地元の原発と向きあうようになり、福島県の三春町で自然エネルギーを使いながら喫茶店をしておられるそうです。
武藤類子さんは、震災直後、一時避難しましたが、母親が87歳で避難生活に疲れたこともあり三春町に戻られ、現在、福島で活動をされています。
事故直後、正しい情報が隠され、安全宣伝が行われた。安全と信じたのに避難しなければならなくなった。
町長など重役が会議を開きヨウ素剤を配ったが、県は回収すると言ってきた。
子どもたちが遊ぶところに除染で出た廃土が埋められ、福島県産のお米が市場に出せず学校給食で使われている…。
あるおばあちゃんが、「孫が喜ぶから…」と言って干し柿を作っていたが、孫は喜ぶかも知れないが、その間にたつお母さんはきっと複雑な思いをするだろう…。
これまで作り上げてきた生活を壊し、人々を引き裂くのが原発事故だ。
除染ボランティアに対し、「住民はマスクをしていないので、マスクを自粛するように…」との指導が行われたとのこと。 etc.…
書き尽くせないお話しで、あっという間の1時でした。
たまたま大阪から帰ってきていた息子も連れて行ったのですが、武藤さんのお話を聞いてずいぶん勉強になったようです。
さて、私たちに何が出来るか
学習、集会、署名などなど…たくさんあります。
まずは3月11日に敦賀で開催する「原発ゼロをめざす全国集会」を成功させなくてはと、決意を新たにする機会となった集会でした。