これは、敦賀商工会議所からの請願で、保守の市政会、新政会、民主系の市民クラブ、公明党がそれぞれ紹介議員になって提出されたものです。
「高い安全・安心確保を最優先とした原子力政策の堅持について」という題ですが、求めているものは以下の通りです。
1,敦賀1、2号機の再稼働について
福島の事故の教訓を生かした高い安全・安心の確保を最優先とし、現在、各発電所で実施されているストレス・テストなど、さらなる安全・安心の確保、確認に基づき、敦賀1,2号の再稼働の手続きを着実に進めること。
2,敦賀3,2号機の本格着工について
国の安全審査を受けている敦賀3,4号機は、現在、本体工事を除く準備工事の約9割が完了している。また、この敦賀3,4号機については、将来における我が国のエネルギー政策上においても必要であり、高い安全・安心確保を最優先とし、建設の本格着工に向け、速やかに法令上の手続きを着実に進めること。
3,高速増殖炉「もんじゅ」の研究継続について
「もんじゅ」の存在を位置づける核燃料サイクルは、乏しい資源の有効利用、さらには放射性廃棄物を極力抑えると言った観点から、我が国にとって重要かつ有効な政策である。
また、我が国として、今後、もんじゅで培った幾多のノウハウや技術を世界に提供することが期待できる。
このことを踏まえ、高い安全・安心確保を最優先とし、今後とも、研究価値の高い「もんじゅ」の存続と研究継続を行うこと。」
この3つについて、国の関係機関に意見書を提出して欲しいというものです。
党議員団長の上原議員は「福島の原発事故の二の舞になる前に、原発政策を見直すべき」と反対しましたが、反対少数(共産党1と無所属1)で採択されてしまいました。また、我が国として、今後、もんじゅで培った幾多のノウハウや技術を世界に提供することが期待できる。
このことを踏まえ、高い安全・安心確保を最優先とし、今後とも、研究価値の高い「もんじゅ」の存続と研究継続を行うこと。」