2012年01月31日
IAEAがストレステストを「妥当」
夜、テレビのニュースで、がっかり…
原子力安全・保安院は、各電力会社がおこなったストレステストの審査を進めるに当たり、適切な方法で実施されているかの調査を国際原子力機関(IAEA)に依頼していました。
そして、IAEAがわずか一週間の調査で保安院に出した結果は…「IAEAの安全基準に準拠していると確認した」…。
やっぱり、そう来ると思ってましたけどね…。
だって…IAEAは、アイゼンハワー大統領の「平和のための原子力」提案にもとづいて、原発の普及と核物質が軍事目的に転用されるのを未然に阻止しようという目的のために設けられた機関です。
原発推進機関であって、規制機関では無いのですから…。
だいたい、ストレステストなんて、評価項目を決めてコンピューター解析し、安全余裕が無くなる限界を調べるだけのもの…。
福島原発の事故が未だに収束されていない、原因究明が出来ていない現状で、ストレステストの想定自体が甘いのに、妥当だ〜再稼働OKだ〜なんて…ありえない。
いろんな方とお話していますが、「仕事も大事だけど、事故が起きて避難して、すべてを失ったら終わり」。
福島の双葉町などのように、すべてを失うことになる前に、暮らしを守りながら、原発依存から転換していくのが一番安全、安心だし、今が、その時だと思うのです。
ニュースを見て、原発の無い、安全安心の敦賀を未来の子ども達に残すために…これからも運動を続けていく決意を新たにしました。