2012年08月27日

母親大会に行ってきました

今年で58回目となる日本母親大会。

今年は、25、26日、新潟県で開催され、二日間で13,000名を超える女性が全国から参加しました。

福井県は、同じ北陸信越ということでバス2台、61名で参加しました。

私は、原発問題の分科会の司会を務めることになったので、打ち合わせのため一足先に24日にJRで新潟へ…。

5時間半の長旅で、エコノミー症候群になりそうでした…たらーっ(汗)

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さて、1日目は分科会の日。

教育、子育て、暮らし、女性の地位向上、平和、原発など…34もの分科会にわかれて学習や運動の交流を行いました。

私は、「原発ゼロの日本をめざして」の司会。

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助言者は、伊東達也氏(原発問題住民運動全国センター筆頭代表)、松原弘直氏(
NPO法人 環境エネルギー政策研究所)のお二人。

伊東氏は「3.11さよなら原発福井県集会inつるが」で講演をして下さった福島在住の原発運動の専門家です。

伊東氏のお話は「福島原発事故が投げかけたもの、エネルギー政策の転換」でした。

福島原発事故は、史上最大にして最悪の公害。

放射能事故で家族を探すことも叶わず避難生活を余儀なくされ、解除された数ヶ月後に家に戻ったら、父親の遺体が自宅の2階で見つかった。

警察によると、死亡推定が3月22日…。

放射能さえなかったら、助けることができた命がある。

家族みんなで住める家もない、希望もない、展望もない生活を強いられている。

被害は、東西500キロ以上に及んだ。

被害額の大きさは、すべての損害をきちんと対象にするなら100兆円以上と財務省幹部も発言している。

復旧は不可能な状態。

晩発性障害は80年間続く。

原発利益共同体による推進体制をどう変えるのか、国民的な運動が必要。

…などなど。

その後、「脱原発から自然エネルギーへの大転換」と題して、松原氏のお話がありました。

世界の原発の八分の一が日本にある。

昨年、今年は、自然エネルギーの方が原発よりも多くの量を発電をしている。

パブリックコメント(中間発表)では、9割が「原発ゼロ」であり、8割が「今すぐ廃炉」と答えている。

自然エネルギーは若者にとって、未来のある仕事である。

その後、質問や意見交換をおこない、申し合わせ事項をきめて終わりました。

会場は約350名の参加で、福島の方の涙ながらの訴え、全国各地の運動の発表交流など、とても時間内に納まらないほど…たらーっ(汗)

あまりにも発言者が多いため、私は慣れない司会でわたわた…あせあせ(飛び散る汗)になりましたが、5時を過ぎ、ほぼ強引に分科会を終えました。

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二日目は、朱鷺メッセで全体集会でした。

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オープニングは万代太鼓、佐渡おけさなど…。

記念講演は、ジャーナリストの齋藤貴男氏。

「格差と貧困のない社会を 3.11以後、私たちはどう生きるのか」と題してお話されました。

3.11以降、日本は変わっていない。

復興も、住民のためよりも、経団連の望むものとなっている。

アメリカは徴兵制だが、貧困格差社会により、徴兵しなくても貧困層が志願してくる。

日本も、貧困格差が大きくなれば、自衛隊募集はしなくても入る子が増えるだろう。

「ゆとり教育」はそもそも、一部のエリートと非才、無才をつくるためのものであった(当時、教育課程審議会会長・三浦朱門談)。

今回の教育改革では、さらにエリート教育がハッキリあらわれた。

その他、マイナンバーの問題、原発の問題などなど…ズバズバと軽快に切りまくるお話でした。


昼食を挟んで、チェルノブイリ原発事故で故郷を追われ、日本で歌手となったナターシャ・グジーさんの心にしみとおる歌るんるん

涙なしには聴けませんでした…もうやだ〜(悲しい顔)

その後、脱原発の運動、人権を守る運動、解雇撤回の取り組み…などなど、全国各地で繰り広げられている様々な運動、行動などの報告がありました。

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全国のがんばっているお母さんたち(お姉さんもいる)にいっぱいエネルギーをもらった三日間でした。

分科会でいっしょに司会をした新婦人の方など、ステキな出会いもあったし…本当に行って良かったです。
posted by きよこ at 00:46| 日記2012.07〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする