



さて、尖閣諸島の問題では、「中国も75年間、領有を主張していなかった」「反日デモ、暴力や威嚇は問題だ」と。
歴代日本政府についても、「領土問題は存在しない、と言ってまともに取り組んでこなかった」と対応の問題点を指摘しました。
竹島については、「江戸時代から利用している。1905年に領有。サンフランシスコ条約でも含まれていない」「しかし1952年に一方的に李承晩ラインがひかれ、韓国が武装部隊で占拠した」「共産党は竹島は日本領との見解を1977年にだしている。双方の専門家レベルで議論必要。その際に、植民地支配の問題も明確にしなくてはならない」と述べました。
また、98年の日韓漁業協定は竹島問題を留保してその海域での漁業を双方にみとめるもので画期的なもの、と紹介しました。
更に、千島の問題について、日本共産党は、北方領土(択捉、国後、歯舞など)だけでなく、全千島列島の返還を求めています。
「ソ連の侵略的併合で許されない。しかし、サンフランシスコ条約で、日本が放棄してしまった。交渉をやりなおす必要がある。択捉、国後は千島でない、との従来の政府の見解は国際法上は相手にならない理屈だ」と。
