今日は一般質問3日目。
午後一で私の一般質問が始まりました。
始まるまでは超緊張
ドキドキ
心臓バクバク
ところが、いざ発言席で「日本共産党敦賀市会議員団の山本きよこです。発言通告書にしたがい質問しますので、誠意あるご回答をお願いします」と話し出すと、不思議と落ち着いてきました
さて、いつも「早口で何を話してるか分からない」とよく言われるので、最初は努めてゆ〜っくり、ゆ〜っくり…丁寧に話していましたが、途中から時間が足りないことが判明し、後半はいつもの超高速の弾丸トーク
に…。
残り時間が15秒当たりになると、言いそびれてることがいろいろあるし…何を話して、最後はどう締めくくるか…焦る焦る
13、12、11、10…一秒ごとに減っていくタイマーの数字とにらめっこしながら、「中池見湿地の自然は未来へ手渡すものという認識にたって守って頂きたい」(的なこと…?)言い終えた瞬間、タイマーの数字が0となり、議場から「おお〜!さすが」の声。
毎回、これやね…
後悔することはいっぱいありますが、後は、議会便り「こんにちは!山本きよこです」で補うことにしよう(ポジティブシンキング
)
質問の要旨は以下の通りです。
(1)公共施設への磁気ループの設置について
磁気ループは磁気誘導ループとも言います。
会議室、劇場などで、聴力障害者や高齢者などの補聴器に直接音声を送り込むための機材です。
声に近い周波数で磁気を発生させるため、雑音の少ないクリアな音声を聴く事ができ、聴力障害者や高齢者などの「集団補聴システム」として20年以上前から実用化されています。
難聴の方は全国で約600万人とも言われ、高齢化社会が進むにつれ、増加していきます。耳が不自由になると、地域社会へ参加したくても困難なことが多いのが実情です。
全国では、ホール、福祉施設、スポーツ施設、図書館、学校、バスなどに設置されています。
東京都「東京都福祉のまちづくり条例」では、観客席・客席を設ける1000u以上の施設の改修・新設をする場合、集団補聴システム(磁気ループ、FM方式、赤外線方式)の設置が遵守(じゅんしゅ)義務となっています。
ぜひ、敦賀市においても市役所の窓口をはじめ、市民文化センター、市民福祉会館、公民館、男女共同参画センター、公民館など市の公共施設敦賀病院の窓口などへ順次、設置すべき…と求めました。
(2)児童館の拡充について。
第5次行政改革の中で、児童館については民間委託が計画されており、反対する立場で6月議会の一般質問で取り上げましたが、今回は角度を変えて、「児童館」のそもそものあり方について質問しました。
児童館は、0才〜18才までの子どもを対象とした施設で、管理運営規則で「児童に健全な遊びを与えてその健康を増進し又は情操をゆたかにする事業」をするとあり、更に「つるがいきいき子ども未来プラン」でも、児童館を「児童の居場所づくり」と位置づけ、「遊びを通した仲間関係の形成や児童の社会性の発達と規範意識の形成を計るため、地域において児童が自主的に参加し、自由に遊べ、安全に過ごすことができる放課後や週末等の居場所づくりの推進を図る」とあります。
いじめの問題など、子どもをとりまく環境は大変であり、18才までの多感な時期の子どもたちの居場所ともなるよう、職員を増やし、18才までの子どもを対象とした事業を実施すると共に、粟野地区へも児童館を設置拡大するよう求めました。
(3)北陸新幹線の問題について
1)、在来線の廃止と第三セクター化による市民負担
市民の多くが納得しないまま、北陸新幹線の敦賀までの認可がおり、金沢、敦賀間の建設工事が始まりました。
北陸新幹線の敦賀開業のメリットとして、経済波及効果、交流人口の増加、乗換がない、などが言われていますが、在来線の廃止、第三セクター化の負担、北陸新幹線の自治体負担、時間延長などのデメリットについて市長の見解を問い、デメリットもきちんと住民に説明すべき、と求めました。
2)中池見湿地に与える影響について
ラムサール条約に登録された中池見湿地の東側の山間部に北陸新幹線のトンネルが通過することが明らかになりました。
鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、中池見湿地に与える影響について「調査はするがルートは変更しない」とのこと。
トンネル工事が中池見湿地に影響があることは明らかでありルート変更を求めるべき、と求めました。