2012年11月11日
平野先生のチェルノブイリ視察報告会
光陽生協病院の平野治和先生が、チェルノブイリに行かれたと言うことで、9日の晩、「チェルノブイリ視察報告会」が敦賀の医療生協の和で行われ、30名を超える参加がありました。
フクシマと同じと思うこともあったり、違いを知ったり…たいへん勉強になりました。
チェルノブイリでは、事故が起きてもすぐに知らされず、メーデー(5/1)でデモなども行われ、そのために多くの国民が被曝した。
チェルノブイリでは30キロ圏内が強制避難となったが、30キロ圏外の同じように高濃度に汚染されてるところは手つかずである。
避難する時、すぐに帰って来られると聞いて避難したのに、26年たった今も帰ることができない…。
チェルノブイリはソ連だったので、もともと土地は国有地であり、避難先でも新しい土地や住む家、仕事が与えられた。
事故後の処理にあたった作業員がガンなどで多数死亡し、後遺症に苦しんでいる。
子どもの甲状腺ガンも多い。
汚染された食べ物によって内部被曝をし、被曝した両親から生まれたため遺伝子に異常があるなど、今でも子どもの8割が慢性の病気を抱えている。
沖縄からも放射性物質が検出されており、日本では放射性物質から逃れることはできない。
このような中で、子どもを守るのは大人の責任。
フクシマをチェルノブイリにしないため、内部被曝から子どもを守ることが必要。
…などなど。
フクシマを見つめ続け、人と人がつながって、自分でもできることをやり続けていくことの大切さを訴えられていました。