20日、車中生活をされている方から生活保護を受けたいという相談がありました。
原発が停まって仕事が無くなり、昨年、「切られた」という60代の方…。
仕事を転々としましたが、まとまった収入が無いため家賃が払えず、強制退去させられ、空き地に駐めた動かない車の中で生活されていたとか…。
雪

がちらつく中、雨風はしのげても、車の中で夏用の寝袋にくるまって寝起きする生活…どんなに辛いことか…


さっそく市役所へ行って、急迫保護の申請をしました。
敦賀で生活保護を受ける人が多いのは原発があるから…とは、知っている人は知っている話。
使い捨ての労働者…そんな言葉が頭によぎります。
ある市職員は、国保や年金をかけず、国保を取り上げられたり、無年金となる原発労働者が多いため、電力会社に対して社会保障の徹底を求めた…と、ずっと以前ですが本人から聞いたことがあります。
これまでも、原発関係の方の相談を受けてきましたが、その中でつくづく感じることは、「原発推進を語るなら、社会的弱者をつくらない仕組み作りが先でしよ

」。
今回の件は氷山の一角であり、行政や商工会議所に相談に来ることも無く苦しい生活をされているみなさんがおられることがハッキリとしました。
1人でも多くの市民を救うため、これからも頑張りたいと決意を新たにした生活相談でした。