
2013年02月14日
人権セミナー「生きることが辛いと訴える子どもたち」
13日午後、福井市の自治会館で人権啓発セミナーがありました。
講師は愛知県にある「NPO法人ゆずりは学園」の沓名和子園長。
演題は「生きることが辛いと訴える子どもたち〜不登校、発達障がい、ひきこもりの子どもたち、若者の傍で〜」でした。
「ゆずりは学園」は、不登校、ニート、ひきこもり、精神的問題をかかえた子どもから大人までの社会的自立と健全育成を支援し、また、支援活動を行うリーダー研修も行っているとのこと。
あいまいな表現を理解できない、人の話を聴けないなど困難が多く「障がい」と言うが、実はすばらしい「才能」があり、早期に発見し、話し方など一手間加えて理解できるように対応することで、問題行動は改善される、など話されていました。
ちなみに、発達障がいが認知されるようになったのはごく最近であり、若い精神科医師でも大学で少し学んだ程度で、医師でも充分に分かっていない。
発達障がいは病気で無いから薬もないので、病院に連れて行くのでなくて、カウンセリングを受けることが必要、など話されました。
また、「やってみたい」という衝動が強く、いろんな経験を積むことで衝動を抑えられるようになる…とも。
笑いあり、涙あり…のお話から大切なことをたくさん学ばさせて頂きました。
