2013年02月20日
原子力規制委員会と日本原電の説明会
日本原電の下の破砕帯の調査について、原子力規制委員会と日本原電からそれぞれ説明がありました。
原子力規制委員会の説明は…最初、文字面の説明だったので分かりずらかったですが、途中から「わかりにくい」との議員の注文を受け、写真やイラストを使った説明に…。
質疑では、議員から「さっぱりわからない、準備不足」「原発反対の専門委員がいて、公平に判断できるのか」「日本原電側にもすばらしい知識をもった人がいる」等々出され、原子力規制委員会は「事業者とのギャップをうめる努力をしたい」と…。
原子力規制委員会は検討チームや有識者会合について、「原発関連企業から一定額以上(?)受け取っていない、利害関係の無い専門家」と言ったけど…実際は、わかっているだけでも16人が7586.5万円以上のお金を受け取っています。
こんな状況で、「事業者とのギャップをうめる努力をしたい」なんて言われると…ちゃんとした判断ができるのか…逆に心配です
思わず、「一定額とは?」と質疑したところ、他の議員や議長から「破砕帯の質問では無い」と遮られてしまいましたが…みなさんも、説明からはずれた文句のような質問のように感じましたがね〜
また、新安全基準の検討状況については、「活断層ありきの調査」「このまま、ストップしたままでは困る」「廃炉にするにはいくらかかるのか」等々、議員より出され、原子力規制委員会は「住民の安全のために規制をもうけるのであって、廃炉にするためではない」「住民の安全を守る立場で基準をつくり事業者に求めるが、それによって採算があわずに廃炉にするかどうか判断するのは事業者であり、規制委員会ではない」と…。
ようは、規制委員会は「活断層が直下にあっても、廃炉は求めない」とのこと。
「それで、規制委員会と言えるのか。規制庁の名が泣く」と議員が言われていましたが、その点は同感です
その後、日本原電から説明がありました。
日本原電は原子力規制委員会の調査について、「正しくない、データ不十分」「理屈も理解できない」「ピュアレビューで充分検討して頂きたい」と…。
議員からは「原子力規制委員会が、公開質問状に充分な回答をしていない事を法的に訴えないのか」「反論出来る資料はそろっているのか」など、日本原電を応援するような質問が相次ぎました。
私も何度か手を上げましたが、「一度、発言をした人はやめてください」とのことで断念。
21日に、日本原電、日本原子力研究開発機構、関西電力に行くので、その時にしっかり説明を求めたいと思います。