
2013年04月20日
敦賀市立看護大学について文部科学省へ
18日、19日と研修で東京へ行き、研修が終わった後、敦賀市立看護大学のことで文部科学省にレクチャーを受けに行きました。
場所は井上さとし参議院議員の議員控え室。
説明をしてくれたのは、文部科学省の大学設置室の室長補佐。
この間の経過として、3月に申請書類の提出を受け、現在、審査中。
10月末までに審査意見の伝達と補正申請書の提出のやりとりを2回ほどして、10月末には認可がでるとのこと。
ここまでは、敦賀市議会でも説明を受けているのですが…。
敦賀市はわずか人口6万8千人で、財政状況も今後悪化することが予想される中、四年制大学の運営が敦賀市に大きな負担となることは明らかです。
そこで、「負債を抱え閉校する大学もある。財政状況等についてはどのように審査するのか」とお聞きしました。
すると、室長補佐は「私学については財政状況についても審査の対象になるが、公立については財政面は議会が審議することであり、大学設置の審査の対象ではない」とのこと。
ただ、「審査は厳格にしており、昨年度、予定の10月末までに認可したのは68件中32件だけ」とのこと。
その後、時期がずれて認可されたり、保留になったり、申請の取り下げがあったり…予想以上に厳しいようでした。
ちなみに、「平成25年度、大学設置の新設の申請が出ているのは6校あり、その内、看護大学は4校。看護大学のみは3校、他の学部との併設は1校」とのこと。
現在、開学している大学の学部新設の申請は5月受付ということで、この後、どれくらいの看護大学の学部の申請があるかわかりませんが、どの大学も学生確保のために看護学部を新設しようとしているようです。
説明をお聞きして、ますます「開学してやっていけるのか?」と不安になりました。
そのため、充分に審査するよう求める要望書を党議員団として提出しました。
左は井上さとし参議院議員
