森田管理官は「私は経済産業省で22年間、原子力行政にたずさわってきた。安全規制の組織としては信頼失った状態。何年かかるかわからないが、信頼に足る組織になるようにがんばりたい」。
敦賀原発については「原電が抗議などをおこない敵対しているのは残念。正常な状態ではない。誠実に対応していただきたい」と述べました。
また、猿橋議員から、大飯原発で貝が付着したため20パーセントも出力を下げて運転している問題について、「リスクが高く住民は不安でたまらない。きちんと運転を停止して清掃作業をおこなうべき」と求めました。
次の定期検査まで、危険な状態でも運転を継続しようとする関西電力の姿勢は問題です。
福島原発事故の教訓はどこへ???
なお、要請の内容は…下記の通りです。
1、関西電力に対して、追加調査や断層の連動性評価について、現「新指針」と「規制基準(案)」に基づき行うよう措置命令すること。
1、大飯原発は運転を停止し安全確認を行うよう措置命令すること。
1、「新規制基準」の耐震設計は、民間の事業者が作成した「JEAG4601」や他の指針の妥当性について、先送りせずきちんと評価すること。