河本さんのため遠くは九州・熊本からも支援者が駆けつけ、傍聴席はすぐにいっぱいになり、入りきれない人が廊下にあふれかえりました。
ところが…
市川正巳裁判長「主文。原告の請求を棄却する。なお、裁判の費用は原告の負担とする」。
一同「え」 ものの5、6秒でおしまい…
閉廷後の報告集会で、原告側の海道宏実弁護士は「こちらの訴えに対して判断を示さなかったのは残念」「パナソニックプラズマディスプレイ最高裁判決で、違法派遣の際に労働契約の成立を認める要件とされ、マツダ山口地裁判決でも重視された「特段の事情」の有無についてまったく判断せず、労働契約の成立を否定した判決に弁護団としては納得できない」と。