2013年06月23日
映画「渡されたバトン〜さよなら原発」
22日、夜、福井市の国際交流会館で上映された映画「渡されたバトン〜さよなら原発」を観ました。
新潟県の巻町でふってわいた「原発建設計画」。
反対すればするほど土地や漁業権の値段が跳ね上がる…そんな思惑で、反対運動をする住民。
もちろん、心から反対する人もいて、原発の賛否をめぐって街の人々の心が引き裂かれていく姿は、観ていてもとっても辛かったです。
その後のアメリカスリーマイル島の事故、チェルノブイリの事故…。
住民投票条例をめぐる運動にどんどん仲間が増えていきます。
先祖代々から引き継がれてきたバトン、次の世代に、大気汚染や原発をつけてバトンを渡していいのか
子ども達を思う、そんな娘の気持ちに、かたくなに原発推進でがんばってきたお父さんの心も揺らいでいきます…。
巻町での原発反対の運動がどんどん盛り上がっていって…。
とにかく、涙、涙、涙…
最後、エンディングロールで、都道府県別に、映画作成に寄付をした団体名がずらりと表示されるのですが…「福島県」の県名の後にずら〜っと流れるものすごい数の団体名。
それを観ただけで胸が熱くなり…涙、涙、涙…
映画が終わり、電気がついた時に、泣きすぎて目が真っ赤で恥ずかしかったです。
会場のロビーに、「バトン」の彫刻が飾られていました。
実は、福井県の彫刻家の方が、映画の趣旨と自分の作品の趣旨が同じと、展示して下さったそうです。
受け取ったバトン、次の世代には、原発の無いバトン、核兵器の無いバトンを渡さなきゃ