滋賀県長浜市、高島市と福井県敦賀市はお隣同士。
そこで、数年前から三市議会協議会なるものをつくって諸問題で一緒に研修会をしています。
3.11の後は、国へ原発問題で要望書を出したり、国道8号線、161号線の改良促進で要望書を提出したりしています。
さて…今日の研修の内容は、藤井五郎氏(立命館大学修士課程修了、万葉研究家)による「北近江と越前を結ぶ古道〜歴史風土と街づくり〜」。
敦賀や長浜、高島は1300年前から国中であった。敦賀でつくられた塩が、中国、朝鮮からの渡来文化と共に琵琶湖をわたって京都、奈良、大阪へ運ばれていた。
奈良時代、まだ日本に文字が無かったので、天智天皇の時代の大臣は、三分の二が渡来人だった…なんてのは初耳。
漢字は、中国から朝鮮、そして日本に渡ってきた。現在、漢字は6万〜7万あるが、その中でも日本で出来た国字は130字ぐらいしかない(峠、辻など)…も初耳。
かつて北陸は裏日本でなく、表日本だった

しかも敦賀は表日本の中心だった

…などなど、とても興味深いお話でした。
その後、懇親会では、長浜市、高島市のそれぞれの苦労話などお聞きし、「隣の芝生は青い」とはよく言ったものだなぁ〜とつくづく思いました。
これからも、お隣同士、それぞれの街の発展について考えていきたいです。