25、26日は、敦賀美方消防組合議会の視察で大阪市に行ってきました。
25日の視察は、大阪支局で「本部特別高度救助隊の運用について」。
大阪市では、平成26年4月1日から、大規模災害、特異災害など極めて困難な救助活動に対応出来るエキスパートの救助隊「本部特別高度救助隊」をもうけたそうです。
政令指定都市を管轄する消防局と東京都に設置が義務付けられているそうで、運用や装備など説明して頂きました。
敦賀には無い高額な装備がいくつもありました。
指令情報センターには、50秒に1件、「119」の電話がかかってくるそうです。
ちなみに火災で「119」通報を受けてから消防車が現地に到着するまでの平均時間はわずか4分30秒だそうです。
敦賀三方消防署では本部特別高度救助隊を設ける予定はないですが、高層ビルが建ち並び、南海トラフ地震が予想される大阪市においては、いくら準備してもし足りないような感じ…。
放射線取扱主任者の資格をもった消防職員が4名もおられる、公務で資格を取らせたというお話はとても参考になりました。
26日は、グランフロント大阪の防災について。
グランフロント大阪って…実は知らなかったのですが、JR貨物の梅田貨物駅跡地の再開発で、平成25年4月26日に開業した複合施設です。
ショッピングモールやレストラン、オフィスが入った南館と北館、そして、ホテル、マンション…と、四つの高層ビルが並んでいます。
そのうちの南館の地下駐車場やショッピングモールの防災設備、防災センター等々、説明をして頂きました。
ビルの上にも植樹。
この白い骨のような柱をくぐると幸せになるそうな…。
100トンの水槽がこの下に…。
24時間、交代で管理しているみなさん。
北館、ホテル、マンションにもそれぞれ防災センターがあるそうです。
堺市の泉北ニュータウンに実家があり、時々、帰りますが、府道二号線を走るので大阪駅周辺にはほとんど近づきません。
久々に大阪駅周辺に行って、高層ビルが増えたなぁ…とビックリ。
通天閣が小さく見える…
南海トラフ地震って、どれだけ大きな被害になるのか想像つきませんが、
「大洪水よ、我が亡き後に来たれ」という言葉がフッと頭をよぎりました。